梅雨のじめじめした気候は本当にうっとおしいものですが、酷暑の雨模様はうっとおしいを通り越して辛い気持ちになってしまいます。
一番簡単な除湿はエアコンですが、一日中エアコンをかけっぱなしというのも電気料金のことを考えるとちょっと気が引けてしまいます。これは除湿器もおなじです。
そこで、電気料金の心配をすることなく除湿する方法をご紹介します。
新聞紙
最も安価で簡単な除湿は新聞紙を丸めて部屋に置くことです。一枚や二枚では足りません。十枚二十枚です。もっとも、新聞を取っているお宅ならこれぐらい何ともありませんよね。
ただ、その辺に置いていれば見た目も悪くて気分も落ち着きません。ベッド下など目につきにくいところに置くのもいいのですが、バスケットに入れて部屋の四隅に置くなどの工夫をしてください。湿った新聞紙はただ捨てるだけですからお手軽です。
竹炭
竹炭には無数の小さな穴があいており、その穴が湿度が高い時には湿気を吸い取り、乾燥している時には湿気を吐き出し自動的に調湿をしてくれます。床下に敷き詰める除湿用の竹炭や畳の下に敷く竹炭シートは、建築現場ではごく普通に使用されています。床下に竹炭を敷くとシロアリ防止にもなります。
竹炭の湿度調整機能は半永久的なので、建築物や床材を長持ちさせます。部屋の調湿の為には相当量の竹炭が必要ですが、建築用の竹炭なら比較的手ごろな値段で買えます。おしゃれなバスケットなどにいれて使えば除湿効果も大きくなります。
竹炭は乾燥した時には、含んでいた湿気を吐き出してくれますので加湿の役目もしてくれます。冬のインフルエンザや風邪の予防にもつながります。
竹炭は、調湿以外にもいろいろな用途で活用することができます。
消臭
ペット臭や冷蔵庫の中の臭いを竹炭が吸収してくれるので、消臭することができます。ただし、消臭することによって竹炭の穴に臭い物質が蓄積してしまうので、効果は永久的とは言えません。
道水の水質改良
水道水を竹炭でこすと竹炭が塩素やカルキを吸着し、代わりに竹炭に含まれるミネラルが水に溶け出し、臭いの無いおいしい水になります。
土壌の改良
土に竹炭を混入すると竹炭が水を含んで微生物が土壌の中に棲みやすくなり、土壌が改良されます。