就学前のお子さんを育児中のご家庭では、仕事やその他、いろいろな事情で子供をどこかに預けなければならないこともあるでしょう。実家や親戚を頼れないとき、皆さんはどこに子供を預けますか?

今回は、幼稚園や保育園を除く子供の預け先についてご紹介します。

自治体サービを利用する

サービスの例としては、保護者の就労・病気・看病・冠婚葬祭などの理由から1ヶ月13日間まで預けられる「一時預かり」があります。対象年齢は0歳〜就学前の幼児、利用時間は8時間以内、費用は一日1,800円程度です。

仕事や病気・出産などの理由で子供の世話が一時的に困難になった場合、7泊以内で預かるサービスを実施している自治体もあります(例:1泊5,000円)。その他、帰宅が夜間になる場合や休日に不在の場合、一時的に施設で預かり食事などの世話をする制度などもあります。

子育て支援のサービス内容は、自治体によって料金も種類も異なりますので、事前に確認しておきましょう。

ファミリー・サポート

ファミリー・サポートとは、厚生労働省の制度を利用した保育サポート事業のことです。市区町村単位で利用が可能で、子供を預けたい方、預かりたい方の会員組織です。登録すると、条件や要望に応じた会員の紹介をしてくれます。利用する場合はお住まいの自治体の保育課などへ問い合わせしましょう。

事情があって子供を預けたいとき、保育園や幼稚園などへの送迎をしてほしいときなどに利用できます。協力会員は講習会を受けて、自宅で子供を預かります。宿泊はできない、病児の預かりはできないなどの制約があることもありますので、事前に確認しましょう。近所にファミリー・サポートの協力会員がいてくれると、必要な時に預けられて助かりますね。

病児・病後児保育

仕事や家庭の都合で、病気や病気回復期の子供を看ることがことができないときに、一時的に施設で預かる制度です。熱などがあって集団保育が困難な児童を預かってくれます。ただし、病児保育の施設によって預かる症状が異なる場合があります。はしかなどの感染症や、入院・治療が必要な場合は預かることができないこともありますので、確認しましょう。

利用料金は1日2,000円前後です。自宅や会社の近所に利用できる施設がないか、自治体のホームページなどで確認しておきましょう。予約が必要な場合が多いので、早めに子育て担当課に問い合わせて、調べておきましょう。

ベビーシッター・産後ドゥーラなど

ベビーシッターに自宅に来てもらって、子供をみてもらう方法もあります。ベビーシッターを頼む場合は、しっかり調べて、信用できるところを選びましょう。事前に保護者と面談してくれるところが安心です。

また、出産後の母親の自宅で赤ちゃんの世話や家事を手伝い、相談相手にもなる新たな専門職「産後ドゥーラ」も今後注目です。まだ利用できる地域は限られていますが、「産後ドゥーラ」は、核家族化などで家族を頼るのが難しい母親の味方です。産後は体力が回復せず体が思い通りに動かない時期です。無理をせず、利用できるサービスを探しましょう。産後のお母さんをサポートするサービスを行っている自治体もあります。自治体の子育て担当の課へ問い合わせてみましょう。

【参考サイト】
子供が急病、でも仕事は休めない…どこに預ける?  :日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO31443830R00C11A7MZL001/?df=2
保育園以外の預け先、どう利用してる? - gooベビー
http://baby.goo.ne.jp/member/topics_back/ikuji_05/square/10.html
トップページ | 横浜子育てサポートシステム
http://yokohama.famisapo.jp/

【参考文献】
※熊本日日新聞平成25年11月12日総合版「産後ドゥーラ 活動じわり」
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