家庭でパスタ料理を作っても、なかなかお店のような味に仕上げるのは難しいものですよね。
でも、ほんのひと手間をかけるだけで限りなくプロの味に近い仕上がりになります。
「パスタを産湯に入れろ」
イタリアでは、「パスタを産湯に入れろ」と昔から言い伝えられています。つまり、赤ちゃんをお風呂に入れるときのようにたっぷりの湯でパスタをゆでるのが鉄則、というわけなのです。目安としては、パスタの10倍のお湯(100グラムのパスタにつき1リットル)が必要といわれています。
パスタをゆでるときの塩は多めで
お湯が沸騰したときに入れる塩は、1リットルのお湯につき小さじ2杯くらいとかなり多めに入れてみると、パスタの風味がアップするだけでなく、伸びるのを防ぎ、コシのある仕上がりになります。
塩分の摂り過ぎが気になる人は、ソースや具のほうの塩分を控えめにするなどの調整をしておきましょう。
ゆで汁でパスタとソースがよくなじむ
パスタはソースと味がなじんでこそおいしくなるものですよね。ぜひ、パスタのゆで汁は少し残しておき、ソースと合わせるときに加えてみましょう。これだけでパスタとソースがよりなじみやすくなります。
これは有名なイタリアンシェフも用いる裏ワザだそうですから、試してみる価値アリですね。
皿はゆで汁で温める
アツアツのパスタが冷めないようにするためにも、お皿は温かくしておく。これがおもてなしの心づかいというものですよね。このとき、パスタのゆで汁を使えば余計な手間がかからないし、ムダも省けます。
まず、皿を流し台の中に並べておき、パスタの湯切りをするときにゆで汁が皿にかかるようにします。あとは、ふきんで皿を軽く拭いてパスタを盛りつけるだけでOKです。