作るのに手間がかかるわりには、なかなかきれいな形に仕上がってくれないロールキャベツ。
つい自分で作るのがおっくうになって出来合いのものばかり買ってきてしまいがちですが、コツをつかんでおけば、家庭でも型崩れしないきれいなロールキャベツを作ることができます。
キャベツの葉をきれいにはがすには?
キャベツの葉を1枚ずつきれいにはがすのはけっこう大変ですよね。でも、大きな鍋に入れて丸ごとゆで、あら熱がとれてからはがすと、きれいにはがせます。
キャベツを丸ごとゆでるほどの大鍋がないときや面倒だなあと思うときは、水道の蛇口の水圧を利用してはがしてもOKです。底を返して芯の部分を大きめにえぐり、そこを水道の蛇口の下において、強い水流を当てれば、水が葉の間に流れ込み、はがしやすくなるというわけです。
巻くときは空気を抜きながら
ロールキャベツの具を巻くときは、キャベツの表面に小麦粉を振って具をのせ、葉と具の間に空気を入れないように注意しながらしっかりと巻くことがポイントです。空気が入っていると、煮込みの段階でキャベツの葉が破れやすくなってしまうのです。
また、芯の部分の厚みは、そぎ取るようにして平らに整えておくときれいに巻けます。
爪楊枝よりパスタが便利
ロールキャベツの葉の巻き終わり部分を楊枝でとめると、煮上がってからいちいち外すのが面倒だったり、取り忘れて口の中を刺してしまうなどの危険があったりして厄介なものです。
最近では、料理をする人の間でほぼ常識とされてきていることではありますが、キャベツの葉をとめるときは、楊枝がわりにパスタを使うと、いちいち取り外さなくてもそのまま一緒に食べてしまえるので、簡単だし安全です。