たくさんのスパイスをブレンドしてこそおいしいカレーができるとわかっていても、なかなかそこまでの手間はかけられないものですよね。
でも、市販のカレーを2種類以上混ぜて使うだけでも、オリジナルの味になって風味が深まります。いろいろな味や辛さのものをあれこれ試して、自分だけのお気に入りのカレーを作ってみましょう。
辛すぎたらシナモンで味を修正
作ったカレーが思った以上に辛すぎた、というのはよくある話ですが、こういうときは、シナモンスティックで味を修正できます。シナモンはカレーに使われるナツメグやクローブと相性がよく、ブレンド効果で甘味が増し、風味をやわらげてくれるのです。
シナモンにはパウダー状のものもありますが、スティックのほうが本格的な風味を出す効果がより高いといわれています。
りんごやなしでプラスもうひと味
また、辛いばかりでどうもなにかひと味足りないという仕上がりになってしまうときもありますよね。そんなときは、りんごかなしのすりおろしを加えてもうひと煮立ちさせれば、果物の甘味と酸味が程よく溶け込み、カレーのヒリヒリ感が中和されます。
肉にもカレー粉を
中に入れる具にもひと手間を加えると、カレーのおいしさはさらにアップします。
たとえば、肉にカレー粉をまぶしてから調理すると、カレーのルーと肉とがなじみやすくなり、味にまろやかさが加わります。
シーフードは加熱しすぎに注意!
ただし、エビ・イカ・ホタテなどの魚介類は、火を通しすぎると固くなってしまうので、カレーなどの煮込み料理では、
- 最初に魚介類をゆでていったん取り出す
- そのゆで汁で他の材料を煮る
- 仕上げの段階でゆでた魚介類を再び戻す
という手順で調理しましょう。