「テレホンカードで電話料金を支払える」という話を耳にしたことはありませんか?
しかし、疑問なのは「どうやって精算してくれるのか?」ということです。どこに持ち込んだらいいのか?手続きはどうすればいいのか?等々。謎はいくつもあります。
そんなわけで、私、NTT東日本に問い合わせてみました。
財布の中には必ず入っていたテレカ
今では信じられませんが、二十年ほど前までいたる所に公衆電話がありました。
ちょっとした用件なら十円玉一枚で済むのですが、話が長引くと追加で硬化を入れなくてはなりません。肝心なところで小銭が切れてしまい切断という経験をした人も多いでしょう。
このため、昔は財布の中に最低一枚はテレホンカードを入れていたものです。携帯電話が普及していなかった時分、健康保険証と同じくらい重要だった記憶があります。
なので、何かの粗品として貰ったり、買い置きしていたものが引き出しの奥から何枚も出てくるものです。平成生まれの方は、お父さんやお母さんに「テレカある?」と聞いてみましょう。
問い合わせてみた結果
問い合わせ先はお客様窓口である116です。以下に今回質問してみた内容と回答を列挙します。
Q.どうやって電話料金を支払うのか?
A.NTT東日本より申込書を送付。記入しテレホンカードを同封し返送すると請求分に充当する手続きを行う。
Q.そもそも、充当される電話料金とは?
A.NTT東日本で契約している固定電話、ひかり電話の通話料金でなおかつNTT東日本利用分。マイラインプラスなどによる他社請求の通話料金は対象外。
Q.一枚につきいくら充当されるのか?また、充当しきれなかった分はどうなる?
A.50度数であれば500円、105度数であれば1000円。充当しきれない分は翌月に繰り越し。
Q.使いかけのものも充当可能か?
A.未使用に限る。
Q.手続き料は取られないのか?
A.磁気カード一枚につき50円、ICカード一枚につき100円の手数料がかかる。
まとめ
個人的に「なるほど、そういう仕組みなのか」と謎が解けました。単に「電話料金を支払える」と聞くと、基本料金やナンバーディスプレイなどの利用料金も想像してしまうのですが、通話料金のみという点と、一枚ごとに手数料が差し引かれることがポイントですね。
今や固定電話が無い家庭は珍しくはありませんが、学校の連絡網のために必要というお子さんがいるご家庭や、自営業の方は上手に活用できるサービスなのではないかと思います。たまには開かずの引き出しを整理してみましょう。捨てるはずだったテレホンカードが出てくるかも知れませんよ。
※記載の金額はいずれも税抜きです。