食品や衣類などを収納・保管する上で、いかにして虫害を避けるかというのは常に悩みの種ですよね。
そんなときは、トウガラシを一緒に入れておくと防虫効果を発揮してくれます。
和服や人形の防虫に
着物や雛人形、五月人形をしまうときなどに市販の化学防虫剤を使うと、金糸・銀糸などが変色するおそれがありますが、代わりにトウガラシを小口切りにしたものを薄紙に包んで箱に入れておけば、虫が寄りつきません。
オフシーズンの衣類収納に
もちろん、普段着る衣服の防虫にも使えます。背広やオーバーなど、来シーズンまでしまっておく衣類には、トウガラシをティッシュなどに包んでポケットに入れておいたり、紙テープで留めつけたりしておくと効果的です。しかも無臭なので、次のシーズンに取り出してすぐ着ることができるという大きなメリットもあります。
米の虫よけにも
また、米びつの中にも、米1キロにつき1本くらいの割合でトウガラシを入れておくと、虫がわかなくなります。計量米びつの場合は、米びつの内側に貼りつけておけばOKです。
ゴキブリの通り道に撒いて
キッチンのゴキブリ対策は実に頭の痛い問題ですが、シンクの裏や冷蔵庫の脇といったゴキブリの通路に、トウガラシを粉にして撒いておくと効果があります。トウガラシは1年に1度くらいの頻度で撒き直しましょう。
防寒対策グッズとしても活躍!
ちなみに、トウガラシは防寒対策グッズにもなります。極寒地に出張や旅行などに行くときは、靴のつま先にトウガラシを1本ずつ入れておくと、足先から体が温まります。
最近では足専用の使い捨てカイロもありますが、手元にないときはこの方法が便利ですし、なんといってもかさばりません。もちろん、カイロと同等の効果が得られます。