欧米の古い家で、皿や置物などがたくさん飾られているのをよく目にしますが、日本の家ではあそこまでオーナメントだらけの部屋にする人はあまりいないような気がしませんか?

一体、この違いはどこから来るのでしょう?

家の構造の違い

ズバリ、これには家の構造が関係しています。
たとえば、二つの部屋を仕切るのは、日本家屋ではふすまですが、欧米では壁です。そのうえ、欧米の古い家は窓が小さいので、広々とした壁に家具を置いたり絵を飾ったりすることが可能です。また、家の形状に凹凸が多く、室内は狭い階段、出っ張った窓枠、梁などいたるところに段差があるので、細々とした置物や皿を並べられるというわけなのです。
でも、日本人の私たちは、これを見て素敵だと思う反面、掃除が面倒なのでは?と思ってしまいますよね。

日本人は「掃除のしやすさ」を優先!?

実際、イギリスの住宅十数軒に日本の人々を案内して見学させ、どの家が最も気に入ったかと尋ねると、日本家屋に最も近い新築の住宅が挙げられたといいます。その理由は、「掃除が一番ラクそうだから」。
逆に、築数百年以上という藁葺き屋根の古いコテージの外観に歓声を上げつつも、世界中の民芸品やアンティークで飾られた室内を見学した後では、「見る分にはいいけど実際住むとなると…」という感想が出たそうです。

気候の違い

また、日本とイギリスの気候の違いもあります。一日に何度も雨が降り、家の周辺に草木の多いイギリスではホコリが発生しにくく、日本人が心配するほど手入れが大変ではないのです。
あるいは、仮に掃除の手間がかかるとしても、自分の好きなモノを飾って居心地のいい家にすることこそが最高の収納法だと、彼らは考えているのかもしれませんね。

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