食材を冷蔵庫に入れたまま賞味期限が過ぎて腐らせてしまったというのはよくある話ですが、これは、収納のしかたが原因になっていることもあります。
これから挙げるポイントを参考にして、もう一度冷蔵庫の中の食材の置き方を見直してみてはいかがでしょうか。
食品回転率を上げる棚の使い分け方とは?
冷蔵庫によって棚板の段数は違いますが、次の入れ分け方を参考にしてみてください。
最上段
大型冷蔵庫の場合は、上段は目線よりも高くて奥まで手が届かないことがあるため、この段には、ピクルス・紅しょうが・味噌・缶ビールなど、賞味期限の長い食材を入れる。
中央の段
目につきやすい高さにあるので、作り置きの総菜、賞味期限の迫っている食材などを入れる。
下の段
ここも目につきやすく取り出しやすい位置にあるので、おかずの残りものや、早めに食べる食材を入れる。鍋ごと入れてもOK。
チルド室
食品の熟成を抑えてくれるので、チーズ・ヨーグルトなどの発酵食品、ベーコンやハムなどの加工品のほか、肉や魚などその日のうちに食べるものを入れる。
死角をなくして期限切れ予防
冷蔵庫の奥行は30〜40cmと意外と深いので、手前から順に食材を入れているうちに、いつしか奥のほうには忘れ去られた食材がたまってしまいがちです。おまけに、これでは奥のモノを取り出すのが不便ですよね。
そこで、この深い奥行の欠点を補うために利用したいのが、バスケットやコンテナなどの縦長の収納ケースです。これを引き出し代わりにすれば、ケースごと簡単に食材を出し入れできるようになるというわけです。
間隔調節はコの字ラックで
最近では棚と棚との間隔を調節できる冷蔵庫もありますが、この機能のない冷蔵庫でも、間隔が広すぎるときは、コの字ラックを使って2段構えで収納すれば解決します。