めったに使わないモノの保管のしかたに関しては、既にあちこちで指南されていてもはや一般的な知識となっていると思います。
そこで今回は、それらの収納にふさわしい場所を見極めるコツをご紹介したいと思います。
大きく分けて二種類
めったに使わないモノというのは、おおよそ次の二種類に分類されます。
一つは、海水浴グッズ・正月飾り・蚊取り・暖房器などの季節用品。もう一つは、日曜大工をしない人にとってのノコギリや絵を描かない人にとっての絵の具、あるいは、それを使っていた家族の一員が現在いなくなって使われていないモノなど、普段はほとんど出番がないけれどもひょっとしたはずみで使うかもしれないモノです。
存在の主張
こうしたモノは、たとえば10年間決まった場所に置いていたのを、あるとき家中の片付けの際に違う場所へ移動してしまうと、行方不明になってどうしても見つからなくなりがちです。あんなに長い間同じ所にあって目立っていたのにいざ必要というときに限って見当たらない…というあの悔しさは、誰しも経験していることでしょう。
つまり、めったに使わないモノでも、モノとして定位置を占めている以上は、存在の主張を知らず知らずのうちに行なっているということです。
収納は道具の種類別ではなく用途別に
ということは、たとえば大工道具の刃物・生け花のハサミ・缶切りセットなどを「刃物」という一括りで収納するのではなく、大工道具なら棚の上、生け花用具は木箱の中など、置き場所がそのモノの意味も表すような、用途別に関連づけた収納をするほうが探しやすいのです。
ただし、収納場所によって傷みが早くなったり品質が劣化したりするモノもあるので、その点の考慮は必要です。