モノが多くて困っているという家庭が多い昨今では、床の間がいつの間にか単なる物置になっているということも珍しくありません。少々気が引けますが、収納場所がここしかないということなら、思い切って収納スペースに改造したほうがいい場合もあります。
ただし、将来元に戻せるようにするのか否かを事前に決めておきましょう。それによって、つくり方も変わります。また、そこに何を収納するのかということも明確にしておきましょう。
コート掛けにしたいなら
コート掛けにする場合は、まず両サイドに幅30cmくらいの長い板を立てましょう。これで、どんな高さにもハンガーパイプが取り付け可能になります。
板とハンガーパイプ、そしてパイプを受けるソケットは、ホームセンターで入手できます。パイプはそこの加工サービスで切ってもらったほうが、金鋸を使って自分で切るより失敗がなく、きれいに仕上がります。
これで、壁を傷つけることなくコート掛けがつくれます。
本を収納したいなら
本箱にしたい場合は、既製品の書棚を置くだけでOKですが、隙間ができるのが気になるのなら、イージーオーダー式の組み立て家具でつくるのがおすすめです。
パソコンコーナーがほしいなら
パソコンコーナーとして利用する場合は、座卓型のパソコンラックを入れ込めば邪魔になりません。座る場所も畳の上なので、抵抗はないはずです。
元に戻さない場合は業者に依頼
床の間を元に戻す必要がない場合は、最初から業者に頼み、扉をつけたり、頑丈な棚をつけたりしてきれいにリフォームするのがベターです。
改造は本当に必要?
とはいえ、改造は最後の手段です。まずは家の中の不要品を今一度見極め、本当に収納用に改造すべきかをじっくり検討してから実行しましょう。