衣類にはそれぞれに合ったしまい方がありますが、ふさわしい収納場所がないという場合もありますよね。
そんなときの工夫を考えてみましょう。
ニット類は深い引き出しに立てて収納
棚がない場合のニット類の収納は、深い引き出しがあれば、そこに重ならないように立てて入れます。重ねて入れると、上のセーターばかりを着て、下にもぐったセーターが日の目を見ないうちに冬が終わってしまうからです。
立てるには、引き出しの深さに合わせた台紙を用意し、それを包むようにしてたたみます。丸める方法は、折りジワが数カ所につくのであまり適しません。
Tシャツやポロシャツを入れるには深すぎるという引き出しも、この台紙を使って立てる収納にすれば有効に使えます。
和ダンスの着物盆も使える!
また、和ダンスの着物盆にセーターを入れるという方法もあり、これは、セーターの入れ替えをしたくない場合に、一年中入れておく場所になります。着ない着物を思い切ってリサイクルすれば、スペースが生まれ、家具をムダに増やさずに済みます。
着物盆は浅いので、セーターを1列に並べるのに都合がよく、もちろんシャツやブラウスにも使えます。ただし、位置が高いのと、①扉を開く、②引く、の2アクションが要るので、よく着る服には不向きです。
たたみジワを防ぐコツとは?
ハンガーに吊るしたいけれどもうどこにも掛ける場所がないという場合は、出したときすぐ着られるように、できるシワが最小限になるようにたたむしかありません。
スーツやコートの肩の部分など、アイロンがけの難しい箇所に丸めたタオルを入れておくと、たたみジワ対策になります。パンツは折る位置にラップ類の芯をはさみ、互い違いに重ねて収納しましょう。