日本では、クリスマスが終わると、せっぱつまったという感じで家族を総動員して大掃除が始まります。つまり、1年間にたまったホコリやゴミをこの2〜3日で片付けてしまうということです。その結果、大晦日あたりには家族全員がぐったりと疲れ、それからお正月の用意となり、せっかくの新年がちっとも楽しくなくなってしまいます。
この悪循環を断ち切るには、日常の掃除のほかに、ローテーションで特定の場所を順に整えていくことが必要です。これを実行すれば、年末年始はゆっくりとゆとりを持って過ごせること間違いなしです。
今回は、1部屋(または1コーナー)を1カ月できれいにすると決めた場合の整理術をご紹介します。
1. 部屋を決める
1月=冷蔵庫、2月=ダイニング・リビング、3月=子供部屋、4月=キッチン…というように、部屋を決めます。忙しい月は、比較的手間のかからない場所を整理するようにします。
2. 各部屋で整理するべき場所を書き出す
玄関
ドア、靴箱、傘立て、たたき、上り框、壁、エントランス
キッチン
流し台、床、レンジ、壁、引き出し、パントリー、オーブン
など。
このとき大事なのは、1カ月の所要時間が長くならないようにすることです。自身の掃除耐久時間と相談して決めましょう。だいたい30分以内で終わることをめどにするとラクです。
3. 掃除できそうな時間を探し、2のコーナーを割り振る
手のかかるコーナーは時間に余裕のある日を選んだり、ラクな場所は時間にゆとりのない日を選んだりして調節します。予備日を設けておくと、突然の予定変更にも対応できます。
これで、その月には1つの部屋が完璧にきれいになるというわけです。
1年計画でなくてもOK!
もちろん、1年分の予定が立たない人は、半年、あるいは3カ月に分けて予定を立ててもOKです。