子どもは、年齢によって持ち物も管理能力も違います。
それぞれの年頃に合った片付け習慣を身に付けさせましょう。
乳児期〜幼児期
この年齢の子どもにとって大切なのは「今のお気に入り」です。ただし、これは最近遊んでいないからとすぐ捨ててしまうと、その直後に突然欲しがって大騒ぎということもあります。
これを想定して、子どもが寝ている間に使っていないおもちゃを段ボール箱などにしまって押入れに一時置きし、1〜2カ月経っても思い出さないようなら処分、という2段階のシステムにしておくと安心です。
幼稚園児〜小学校低学年
このころには自分のおもちゃの所有量を覚えるため、だましのテクニックは通用しません。しかし、逆にそれが片付けと収納のルールを覚えさせる絶好のチャンスとも言えます。きちんとした収納場所を作り、「おもちゃはここに入る量まで」と限度を伝えましょう。また、遊んだ後は元に戻すというルール作りも重要です。
この感覚が身に付けば、「おもちゃがあふれてきたから整理しようね」という呼びかけにも応えてくれます。
小学校高学年
小学校高学年にもなると、個人差が出て一概に判断できなくなりますが、整理する理由を話せば理解できる年頃です。ただ、このころから、おもちゃというよりDVD・ゲームソフト・本・服・アクセサリーと、個人の趣味によって持ち物の種類が多岐にわたります。自分の場所と収納スペースの大きさを本人に自覚させ、その範囲内で自分流に収納を工夫する習慣をつけましょう。
親の役割はあくまでも「習慣作りのサポート」
いずれの年齢でも、置くところがないからとリビングにまで子どものモノをあふれさせては、甘えを助長させます。親の役割はあくまでも「自分で管理する習慣作り」のサポートなのです。