賃貸物件の収納における一番の問題は、やはりクギを一切打てないことだと思います。
本来ならクギ1本で固定すれば済むのに、それができないというのはかなりのストレスですよね。
そこで、壁を傷つけない収納方法をいくつかご紹介したいと思います。
穴あきボードや板で作る立てかけ収納
一つは、穴あきボードや板を壁に立てかけ、足元を安定させるためにレンガなどでつっかえ棒をするという方法です。穴あきボードなら、カラーゴムを穴に通し、ゴムにモノを挟んで収納できます。
あとではがせる特殊吸着シート式のフックでウォールポケットなどをさげることもできますが、これだと重量に制限があります。その点、立てかけ収納ならもう少し重量があっても大丈夫というわけなのです。
定番!つっぱり棒を使った収納
また、つっぱり棒を使った収納も、部屋に傷をつけることなく収納場所を増やすことができます。つっぱり棒を横に渡してS字フックを掛ける吊り下げ収納がその代表です。他にも、
- ポールを天井から床につっぱらせ、それにぶら下げて収納
- 2本をつっぱらせ、パーティションを作って壁面を生み出し、そこに棚を作って収納
などの方法があります。
和室なら鴨居を利用
和室の場合は、次のような方法がおすすめです。
- 鴨居に鴨居用フックを取り付け、これに、袋に入れた小物を吊るす引っ掛け収納
- ワイヤーやプラスチックなどのボードを鴨居に引っ掛けて棚やカゴを掛ける引っ掛け棚
空間をうまく使えば広々とした部屋に
その他、空間をうまく処理する吊るしカゴ収納もおすすめです。
クギが使えない賃貸物件でも、空間に収納スペースを拡大すれば、モノを床になるべく置かずに済む広々とした部屋を作ることは十分可能なのです。