掃除を始める場所は、「すぐにとりかかれそうな場所」、または「汚れが気になる場所」から始めるのがよいでしょう。
「すぐにとりかかれそうな場所」というのは、たとえば、トイレや玄関などです。これらは掃除する範囲もそれほど広くないうえ、砂ぼこりが掃かれた(拭かれた)後は玄関の床のタイルが見えますし、トイレの便器や床は光沢を取り戻すなど掃除後の変化が早くから目に見えて分かります。
「汚れが気になる場所」というのは、たとえば、水回りが気になるなら「台所」。砂ぼこりが気になるなら「ベランダや玄関」、床に物が散乱していたり、髪の毛などが落ちているのが目に付くようであれば、「リビング」などです。
大事なのは無理をせず、自分ができそうなところから始めること。「よし、今日は掃除をするぞ!」と掃除の日を決めるのもよいのですが、一日じゅう掃除に時間を費やすというのはけっこうたいへんなことです。
予定や有効に使いたい時間もあるでしょう。そこで、「集中する時間を決めて掃除をすること」をおすすめします。
午前中だけ、3時間だけ、など、時間を設定して掃除をすることで達成感も感じやすくなります。
一度にたくさん掃除をしなくとも、このような小さな掃除の積み重ねで、「この掃除はこのあいだしたから、今日はまだ手を付けていないここをやってみよう。」など「掃除をしなくてはいけない。」という気持ちの負担も減るはずです。