楽しい夏休み。プールで遊ぶ子供たちも多いでしょう。
プールで遊ぶ子ども
海や河川に比べるとプールの水難事故は少ないですが、それでも事故は起こっています。監視員がいるからと油断してはいけません。プールで遊ぶ際の注意点をまとめました。

基本的な準備・心構えを大切に

プールでは監視員の指示に従いましょう。
準備運動を必ず行い、シャワーを浴びて水に慣れてからプールに入るようにします。何もせずにすぐにプールに飛び込むのは、体に負担がかかる行為です。保護者は子供たちをきちんと指導しましょう。

子供たちが遊びたい気持ちは分かりますが、体調が優れないときはプール遊びはやめさせます。風邪など体調不良で無理をすると、思わぬ事故に繋がります。安全が第一です。また、食べてすぐは気分が悪くなりやすいので、食後1時間以上経ってから入るようにしましょう。

水遊びや水泳は体力の消耗が激しい運動です。子供の場合、20分に1回は休憩させましょう。

どんな事故が起きているか

具体的にどんな事故が起きているかを知り、事故防止に努めましょう。
プールで起きている主な事故は、溺れてしまうこと、プールサイドでの転倒、飛び込みによる事故などです。

人が多いプールでは、騒がしくて人の声が聞こえづらくなります。監視員の目も、行き届かない場合があります。人は溺れると、声も出せず、手足をばたつかせることもできない場合があります。保護者が近くにいても、子供が溺れていることに気づかないこともあります。子供とプールに行くときは、油断せず、片時も目を離さないよう注意しましょう。

また、プールサイドで滑って転倒してしまう事故が起きています。小さな子は特に、プールに興奮してはしゃいだり走ったりしがちです。前もって、プールサイドでは走らないよう約束しておきましょう。

以前小中学校では、水泳の授業で飛び込みをしていましたが、事故が相次ぎ、国は学習指導要領を改定しました。小学校では2011年度、中学校では2012年度から、水泳授業での飛び込みを禁止しています。

しかし、飛び込みによる事故はなくならず、後遺障害を負う事故も起きています。水深が1m以下など浅いプールで飛び込みをすると、プールの底に頭を強く打ちつけてしまう危険があり、頚椎損傷なども起こり得ます。子供たちには、どんな危険があるのかしっかり教えておく必要があります。悪ふざけの飛び込みなどは絶対にやめさせましょう。

プールでは、吸水口・排水口の吸い込み事故にも注意が必要です。死亡事故を受け安全対策が厳しくなっていますが、それでも事故はなくなっていません。プールの吸水口や排水口には絶対に近づかないようにしましょう。

ウオータースライダーの衝突事故に注意

プールにウオータースライダーなどの滑り台がある施設もありますが、衝突事故の報告があるので注意が必要です。

子供が滑り終わって立ち上がったとき、後ろから滑ってきた別の子供がぶつかって頭を打つ事故が起きています。衝突により歯を折る事故も起きています。

ウオータースライダーは水の流れでスピードが出るため、衝突すると大きなケガに繋がります。滑るときは前方に人がいないことを確認し、滑り終わったらすぐにその場を離れるように気をつけましょう。

安全に気を配って、プールを楽しみたいですね。

参考文献
※熊本日日新聞2019年7月11日「プールの滑り台に注意」
吸水口・排水口の吸い込まれ事故事例の一覧
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