何かと大変そうなイメージの障子の張り替えですが、ポイントさえ押さえれば大丈夫。約3年に1度、良く晴れた夏から秋の日を選んで、障子紙を貼になおしてみましょう。
温度と季節?
障子紙は、温度や湿度の変化で伸び縮みをします。
そのため、作業を擦る場所は温度が20度以上の室内が望ましく、季節も夏から秋にかけての気候が適しているのです。
まずは障子紙を剥がそう
障子紙には糊を使って貼るタイプ、両面テープで貼るタイプ、アイロンで貼り付けるタイプの約3種類があります。
糊や両面テープの場合は、刷毛で水を全面に塗って5分ほど放置したり、温水シャワーを全体にかけて、湿らせてから一気にはがします。
ホームセンターなどで売られている、専用の剥がし剤を使っても良いでしょう。
アイロンで貼り付けるタイプの障子紙は、剥がすときもアイロンを当て、熱いうちにゆっくり剥がします。
剥がすときは、桟と障子紙の間にカッターなど薄いヘラのようなものを滑り込ませると剥がしやすくなります。
糊や紙を取り除いたら、しっかり乾かす
紙を剥がしたら、水で湿らせたスポンジなどで桟を拭き、残った糊や紙を取り除いていきます。きれいになったら、風通しの良い日陰で、障子の木枠を完全に乾かします。
この時、障子をしっかり乾かさないと、障子紙を張った時に木のアクが染みだし、障子紙を変色させる原因となります。
試しに置いて、目安をつけよう
障子の木枠が乾いたら、平らな場所に置いて、障子紙を上の桟に合わせて静かに乗せます。
マスキングテープ(障子紙にくっつかず、剥がしやすい)で1カ所仮留めをして固定をし、幅や大きさ、位置を確認しましょう。
障子紙は、軽く逆に巻いておき、巻き癖を取っておくとラクです。
さあ、障子紙を貼ろう!
糊は説明書きに従って水で溶いておきます。刷毛で桟にたっぷりと塗っていきましょう。
両面テープを使う場合は縦の軸に貼ってから、横軸を貼ります。
いよいよ障子紙を張っていきます。
上桟から、巻いた紙をゆっくり転がすように張っていきます。内側、外側の順に伸ばし、皺やたるみが出ないようにしましょう。アイロンの場合はここで当てて伸ばしながら張っていきます。
最後に全体を手でしっかり押さえ、最後にはみ出た障子紙をカッターや定規などでカットして、風通しの良い日陰で乾かして完成です。
参照サイト
カインズ how to | 障子紙の貼り替え方
http://www.cainz.co.jp/howto/shoji/
障子紙の貼り方:遠陽製紙の障子紙
http://www.enyo.co.jp/enyo/shiyouji/shixyouji.htm
障子紙の張り替え方
http://camp-repo.net/tomo_hp/anna/myhome/syogi.htm
障子を上手に貼る方法を教えて下さい。 - Yahoo!知恵袋
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1026116215
障子紙、どの程度の頻度で張り替えます? | その他(住まい)のQ&A【OKWave】
http://okwave.jp/qa/q4553974.html