時間的に余裕が出てくると、趣味やボランティアなどに興味がわいて来ることも多いものです。
昔から好きなことがあって、それに打ち込むことができるのはとても幸せなことです。最近好きなことができて、今はそれに夢中だという人はとても幸福です。
そろそろ、社会貢献をしたいと考える人も多いはずです。寄付や福祉施設でのボランティア活動など様々な社会貢献の方法があります。しかし、現実的には寄付をするほどには経済的に余裕がない人も多いでしょう。福祉施設でのボランティアなど、少し大げさな気がしてちょっと負担を感じてしまう人も多いでしょう。
http://furugidevaccine.etsl.jp/
古着を贈るという社会貢献活動は、あまり負担を感じずに、しかもまだ着られる服を捨てるという罪悪感からも解放されます。
”洋服ダンスは買いためた洋服でいっぱい!”
何とか整理したいと思っても、いつか必要な時が来るかもしれないと思うとなかなか捨てることもできません。
それなら、何も買わずにあるものだけで生活すればいいようなものですが、季節の変わり目には、必ず何か新しい服が欲しくなるものです。今あるものを何とか処分しないと、本当に洋服ダンスも押入れも服だらけになってしまいます。
現実に数えきれないほどの服に囲まれて暮らしている方は珍しくありません。季節の変わり目の衣替えの前に少しでも荷物を少なくしたいものです。
今年の夏は意外に早く終わりそうですが、まだ、普段使いの引き出しの中には夏服が入っていると思います。
この夏、一度も着なかった服はありませんか?「そういえば、こんな服も買ったんだった」と思った服はありませんか?
夏服がまだ普段使いの引き出しにあるうちに、不要な服を出してしまいましょう。衣替えは、着ない服を処分してから始めたほうが効率がいいのです。
古着リサイクルの方法
今年一度も着なかった服を全部出して三つに分類します。
- (1)高価だった服、有名ブランド品
- (2)新品やまだ着られるノーブランドの服、自分のネームが入った服
- (3)明らかに生地の劣化やほつれ・色あせなどがある服
(1)はとりあえず、リサイクルショップへ持ち込みましょう。最近のリサイクルショップではたとえ新品でもノーブランドの服は買い取ってくれない場合が多いのです。誂えた服で、デパート等のネームが入ったものは(1)に分類しますが、それ以外のものは(2)に入れます。たくさん持ち込んでも買い取ってもらえなければ時間も労力も無駄になります。明らかに高価だとわかるもの、夏ものならシルク製品などはブランド品でなくても買い取ってくれることもあります。
(1)の中のリサイクルショップで買い取ってくれなかった服と(2)の服は古着回収にだしましょう。古着回収に出すと、売れる服はリサイクルショップなどで販売されますが、リサイクルショップで売れない服、流行遅れ品やノーブランド品などは、衣服を必要としている人たちに贈る活動をしている団体があります。
そのような団体に古着を送れば、まだ使えるものを捨てるというもったいない行為をしなくても済みます。
回収された古着の多くは、再加工して再販売される、そのまま日本国内や海外のリユースマーケットで販売される、あるいは粉砕してリサイクル繊維になったりします。
リユースまたはリサイクルされますので、環境問題に貢献できます。
それで得たお金を発展途上国の子供たちのためにポリオワクチンの費用として寄付している団体もあります。
ごく少数ではありますが、貧困に苦しむ人々に直接届けられる服もあります。
リサイクルショップで古着を買う人々にとっても貧困に苦しむ人たちにとっても古着はとてもありがたいものです。
それだけに、汚れたもの、もう着られないものを出すのはマナー違反です。清潔ですぐに着られるものを出しましょう。流行は、その土地土地でちがいますし状況にもよります。デザイン性などはあまり気にしなくてもかまいません。
脱サラしたり働き方が変わったり既にリタイアした方の中には、当時着ていたビジネススーツやワイシャツなどを捨てられずに保管している人が少なくありません。もし、そのスーツやシャツをこのような団体に渡せば喜んで着てくれる人の手に渡す事ができます。
(3)の服は残念ですが、十分働いてもらったわけですから思い切って廃棄しましょう。廃棄分に関しては洗濯の必要もたたむ必要もありません。雑巾や油拭き用の布切れにして、最後のひと仕事をしてもらうのも良いでしょう。
古着回収機関
地方自治体の古着回収
お住まいの自治体の古着回収、最も手軽な方法です。ほとんどは民間業者が介在しています。
H&M
店頭にもっていけば引き取ってくれます。袋の大きさ、材質に規定はなく衣類のみ受け付けてくれます。袋ごと回収なので渡してしまってもいい袋に入れていきます。持ち込みの量は一日二袋までです。
一袋につき500円のクーポン券がもらえます。ただし、3000円以上買うときにのみ使用可能です。
ユニクロ・GU
ユニクロ・GUの店頭にもっていけば引き取ってくれます。ユニクロ・GUで販売した全商品が対象です。洗濯したものを持ち込めます。
無印良品「re‐muji」
無印良品の店舗へ古着を持ち込むと引き取ってくれます。
無印良品で販売された「良品計画」のネーム入り繊維製品が対象です。回収商品の一部は染め直し加工をして販売される可能性があります。洗濯済みのものに限ります。
ナカノ株式会社
ナカノ株式会社はもともと、リサイクル繊維や作業用品の販売をしている会社です。古着を送れば引き取ってくれますが、発送も送料も送り主の負担です。リサイクル繊維の原料に使用するということなので清潔なものに限ります。 繊維製品のみが対象です。
http://www.nakano-inter.co.jp/oldclothes/index.html
エコ得スッキリライフサービス<古着deワクチン>
日本リユースシステムとリクルートライフスタイルの共同企画で「赤すぐ」のサイト上で商品を買う形式で申し込み可能です。申し込むと佐川急便の専用着払い伝票が郵送されてきます。段ボールや袋に入れて佐川急便に集荷依頼するだけです。
http://akasugu.fcart.jp/contents1/furugi.aspx
古着やバッグ・靴・服飾雑貨などが対象です。認定NPO法人 「世界の子どもにワクチンを 日本委員会 」を通じて開発途上国の子どもたちにポリオワクチンが届けられます。
(送料:不要 佐川急便指定)
最後に
古着のリサイクルで社会貢献をする際に、送料がかかる場合には、まとめて送りたいので結局は家の中に古着を保管することになります。送料がかからない場合を利用すれば衣替えのたびに送れるので家の中も片付きやすいですね。