食品は口から入り、今日の健康を維持するための体を作ります。
食材を衛生的に収納することは、健康面の他、毎日の食事をおいしく食べる為にも大切な事です。
おいしい食事を食べておいしいと感じる事は、心身共にリフレッシュでき、生きるパワーになります♪
買い溜めは良い?
食品を衛生的に保存するためには、「賞味期限を切らさない」と言うことが大切になってきます。賞味期限を切らさない為には、次のことがポイントです。
- 溜めない
- 使い切る
- 誰が見てもどこに何があるか分かるようにしておく
これと反対の事を見事に(?)網羅しているのが、安い時に買い溜めしたストック食品なのです。
もちろん、ストック食品は、冷凍しておけば長く持ったり、緊急時にも役立つなど、良いところづくめです。しかし、冷蔵庫や引き出しの容量を超えて詰め込まれたストック食品は、どこに何があるか分からないまま干からびてしまう…などと言うこともたびたびあります。
そこで、ストック食品を買い溜めする場合は、2つのルールを決めておきましょう。
- 買う量をあらかじめ制限しておく
- 無くなったら買い足すようにする
こうすると、賞味期限を切らした挙げ句にゴミになってしまうという心配が減ってきます。
1.買う量をあらかじめ制限しておくと言う事は、すなわちストック食品の収納スペースを決めておくと言うことです。
たとえば、お菓子類であれば、食料戸棚や食用ラックの一角など、場所を決めたら、収納ボックスやカゴを用意します。その中にストックするお菓子を入れ、その中に入る量を超えないようにします。乾麺や、シリアル、インスタント食品など、種類が多い場合は、それぞれに箱や引き出し、ケースを用意してあげると良いでしょう。
2.無くなったら買い足すようにするというのは、今ある食材を使い、必要以上に買わないことを示しています。
安い時って「お得〜!」とつい手を伸ばしてしまいますが、買い足すにしても、収納するにしても、量が決まっていることで、どれくらい買えるのか目安ができるのです。
分類・整理で必要な食品だけ揃える
冷蔵庫の奥に押し込められた食品…
引き出しの一番下に忘れ去られた食品…
古い物は思い切って捨てることも大切です。明らかに賞味期限が切れているのはもちろん、「おいしそうじゃない」「カビっぽい」「変なにおいがする」という食材はどどーんと捨ててしまってかまいません。
要らない食材を捨てると、要る食材だけが残り、新たにスペースも生まれます。そうしたら、それぞれの収納場所を決める事にします。
- 冷蔵庫に入れる物
- 常温で保存できるもの
- 棚に入れる物
まずはこのように分類してみましょう。
分けることができたら、仕舞う場所に合わせた容器やボックス、コンテナなどを用意し、食材を中に入れてしまっていきましょう。これも、必要以上に詰め込まないことが大切。ラベルやパッケージが見えないくらいたくさん詰めるのは、アウトです。
どうしても量が多い場合は、透明なチャック付の袋や仕切り付のケースを使って、縦型に収納していくと良いでしょう。
1.2.3(ワン・ツー・スリー)収納法で賞味期限を把握
食品を衛生的に管理するには、賞味期限を把握しておくことが大切です。それをラクにするポイントは「1.2.3(ワン・ツー・スリー)収納法」です。
何の1.2.3.かと言うと、収納する棚や引き出しの「段」の事なんです。冷蔵庫や収納棚に当てはめて考えます。
上から1,2,3段あるとして、1番手が届きやすい段を、「賞味期限1週間以内の食品」を仕舞う段にします。だいたい、腰から肩のライン(腕が動くライン)の棚になるかと思います。野菜や肉、魚などが当てはまりますね。
次に、2番目に手が届きやすい段に、「賞味期限1ヶ月以内の食品」を置くようにします。これは、調味料やおつまみ、発酵食品なども入ってくるでしょうか。
最後に残った、手が届きにくい3番目には、賞味期限が3ヶ月以上先の食品を。
使いやすい段に賞味期限が早めの食品が来るので、料理の際自然とそちらに意識が向いて、使い残す事が減ってきます。
「え!うちのは4段あるよ」という方は4段でも大丈夫です。2段でも、仕切りを付けたり、場所さえきちんと決めておけば、いくらでも応用可能です。
また、野菜であれば、赤や緑など、色ごとに分けても整理されてとても使いやすくなりますよ。
まとめ
食材を衛生的に収納するには、「賞味期限を切らさない」事がポイントです。
それには、「溜めない」「使い切る」「誰が見てもどこに何があるか分かるようにしておく」のが上手な収納のコツ。買い溜めした食品は仕舞う場所をあらかじめ決めておき、そこの範囲に収まるように用紙、無くなったら買い足すようにしましょう。
必要な物だけ揃える溜めに、「食べられない物は捨てる」事も大切です。
仕分け後は、冷蔵庫や引き出しの段ごとに賞味期限が「1週間」「1ヶ月」「3ヶ月以上」の食品に分けると、使いやすくなります。