飲料は安いときにケースでまとめて買っておくことが多いと思います。
まとめ買い飲料の収納
缶やペットボトル飲料は、未開栓であれば、賞味期限表示をご覧の通り、常温でも長い時間保存しておくことができる事が分かります。それゆえ、もしもの時の備えとしても大活躍。しかし…重たいケースをよっこらしょと運んだものの、

  • 家の中に置く場所がないので玄関に置いたらなんかジャマ…。
  • 部屋に決めて置いたけれど、なんでも部屋(物置)みたくなっていて、開ける度に乾いた気持ちになる…。
  • とにかく重い!あけるのめんどくさい!移動するのもめんどくさい!

というかつての筆者のような方はいませんか?
そんなあなたに、「まとめ買いした飲料の収納」紹介します。

そもそも買いすぎていないだろうか

おうちの中に、飲料のボトルはいくつありますか?

「冷蔵庫に飲みかけが2〜3本。
キッチンの収納棚に開けていないボトルが1〜2本あって、
あとは、買った時の段ボールに入って納戸の中に箱を開けたのが1ケースあります。」

というおうちが多いと思います。
育ち盛りのお子さんがいる家庭などは、飲料の数も自然と多くなっているのではないでしょうか。

「うちはたくさん飲むから、安いときにまとめて買っておこう」

という気持ちについついなりがちです。しか〜し、これ、「あ、買いすぎちゃった!」のモトになることもあるんですよね。早めに飲むのなら良いのですが、買いすぎは

  • 賞味期限の管理がしにくい
  • 場所を占める
  • 消費する物とはいえ、出費の仕方としては効率的ではない

などなど隠れデメリットがあります。
特に、飲料や食料って、口にする物(消える物)ですから、「どうせ食べるし!余ったらストックしとけばいいよね!」なんて、安い時にまとめて買っちゃうもの。
飲み切る分だけ買って収納しよう
結果、「食べきれずに消費期限ギリギリまで食べるか、ミイラ化するか、廃棄されるか」の運命を辿ることもあります。飲料は開栓すれば、傷みも早く、未開栓のままでは、重く、場所も取ります。そこで、

  1. 家族に必要な分を把握する
  2. 収納できる量を把握する

この2つの把握が、飲料をスッキリ収納するためのポイントになってきます。

たとえば、一週間に家族が飲む量はペットボトルにしてどれくらいなのか。これは、一週間に出るペットボトルや牛乳やジュースのパックのゴミで把握できます。また、備えを意識するなら、一週間の水道使用量も考えてみると良いでしょう。料理やお茶などで摂取している水道水も多いでしょう。これを意識すると、もしもの災害の時に、完全に水が止まってしまった時の家族が生きるための水分の量もイメージできます。

一週間の利用量に合わせて、最初は必要な分だけ買ってみてください。必ず、「足りない」か「余る」分が出てきます。

余った分は備蓄に回す。
足りない分は1ボトルや1ケース足してみるなど、調整することで、家の中に置いておくと安心な飲料の量が分かってくるはずです。

消費をする事でスムーズに収納できる

まとめ買いした飲料も、消費しないことには意味がありません。というのも、飲料を消費をする事のメリットは、

  • 賞味期限を守れる
  • ストックがどれくらいあるか分かる
  • 普段家族でどれくらい消費しているのか分かる

事でもあるからです。家族で必要な本数を、例えばペットボトル3本まとめ買いしたとしたら、その3本という枠を残すように、消費していきます。つまり、「ペットボトル3本ある状態を保つように、消費と買い足し」をするようにします。
ドリンクの消費量を把握して収納しよう
もちろんこの3本という数は、ご家庭によって異なります。決まった数の中で使って補充する事によって、消費の流れが見え、必要以上に買いすぎることも防げます。また、上記のメリットで述べた通り、消費することで、賞味期限や減った量、消費している量などをたびたびチェックする機会が自然と増えるので、経済的かつ衛生的なのです。

場所は1ヶ所でなくてもいい

飲料の収納は、いざという時の事を考えて、『どこにあるか分かっている』事が大切です。つまり、「場所さえ把握していれば、仕舞う場所は2〜3ヶ所に分かれてもOK」なのです。ただし、ここにもポイントが3つあります。

  1. 箱やケース(大きなまとまり)で仕舞う場所
  2. 数本や使う分だけなど、(小さなまとまり)で仕舞う場所
  3. キッチンなど、家族の誰もが良く使う(いつもあると分かっている)場所

飲料の収納では、この3つを大切にしましょう。
飲料を収納する行動動線
ポイントに沿って収納すると、これらはひとつの動線になっていることが分かります。例えば、『1.納戸に置いた、まとめ買いしたケースなどの、大きなまとまり→2.数本を常温で、廊下に出しておく→3.飲むので、キッチンの冷蔵庫で冷やしておく』などです。

大切なのは、もしもの時に「どこにあるか分かっている」事なので、家族全員が分かる場所に、まとめ買いした飲料は置いておくと良いですね。納戸や廊下でなくとも、玄関や物置、収納棚など、家族が取り出しやすい収納スペースがあれば、どこでも使いやすい場所になるとも言えます。

収納グッズを使えば、オシャレに使いやすく仕舞える!

とはいえ、箱買いした段ボールをどどーんと置いておくと、なんかおしゃれ感やスッキリ感に欠けるかも…と思うかたもいらっしゃると思います。そんな時の為の収納グッズ。キャスター付きラックや、サイドワゴンを使えば、重たい箱やケースをずりずり引き出す事もなく、楽々と移動することができます。
飲料の収納グッズ
その際は重量オーバーに注意。引き出す時に床に後が付いたり、片手で押せないようならば明らかに重量オーバーです。飲料の収納は原則として、

  1. 収納スペースに入る分だけ入れる
  2. 家族が簡単に消費でき、備蓄するならば家族全員がパッと把握できる量だけ仕舞う
  3. 大人が一人で持てない量は仕舞わない

ことがポイントです。
ここで「2.家族が簡単に消費でき、家族全員がパッと把握できる量」というのは、

  • 消費と補充の流れがスムーズになり、賞味期限が守れる
  • 家族全員が家の中に飲料はこれくらいある、という情報を共有しやすい

というメリットがあります。
「3、大人が一人で持てない量」というのは、できれば、高齢者や女性、同等の力のあるお子さんで考えると良いでしょう。

もしもの災害時は、家族が全員揃っているとは限りません。食料や飲料は、「家族の誰もが、簡単に手にする事ができる収納」が理想です。

まとめ

飲料のまとめ買いは、まず「買い過ぎていないか」の確認をしてみましょう。
それには、「家族に必要な分(例えば一週間で消費している分)」「家の中に収納できる量」の2つを把握していると良いでしょう。その上で、足りない分は補充し、余った分は備蓄に回す、ように心掛けると必要以上に買うのを防げます。

飲料の収納においては、「もしもの時の為に、家族全員が場所を把握している」事が大切なので、仕舞う場所は2〜3ヶ所に分かれても大丈夫です。「箱ケースなどの大きい物」、「箱から出して数本分をまとめた物」「開栓後や、よく使う状態」と分けておくと、自然と動線ができて、便利です。

飲料の収納には収納グッズが活躍します。キャスター付きのラック、サイドワゴンなど、楽に動かせる物がオススメです。ただし、重量オーバーに気をつけて。飲料の収納では、家族全員が把握できる量を、収納スペースに入る分だけ入れ、大人一人分の力で対応が可能な量が目安です。

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