子供が生まれておもちゃで遊ぶようになると、それまできちんと整理整頓されていた家の中が嘘のように散らかし放題!そんな経験をされた親御さんも多いことでしょう。

親が片づけた方が早いからとやってあげていると、子供が自分で片付ける習慣がつきません。子供が幼いうちから、少しずつ片付けを習慣づけることが大切です。

今回は、お子さんが片付け上手になるためのポイントをご紹介します。

まず、不要品を処分する

買ったり貰ったりしたおもちゃや絵本がたくさんあるけれど、最近全然遊んでいない物も多いという場合、まず、不要品の処分から始めます。今、必要なものだけを選ぶことがポイントです。

子供に「これ、いる?いらない?」と尋ねると大抵「いる」という返事が返ってくるので、「これは今使っているか、いないか」を具体的に尋ねましょう。子供が判断に迷う場合は一旦保留にして物置などに保管し、半年〜1年間全く使わなければ処分する方法を取ります。

取捨選択するのは子供自身で、大人は口出ししないようにします。「あれを残しておけば良かった。失敗した!」という経験も必要です。そのおかげで判断力が磨かれます。親はあれこれ言いたくなるかもしれませんが、そこはぐっと我慢して、子供の判断を尊重しましょう。

進級時や夏休みなど、不要品を処分する機会を定期的に作るようにします。整理整頓する物を減らすことで、片付けがぐっと楽になります。

収納のポイント

収納するときには、取りやすさ、戻しやすさを意識します。絵本などはぎっちり詰めると取り出しにくいので、ゆとりのスペースを作ります。スペースが小さくて戻しにくいと、片付けるのが面倒な子供はすぐその辺に置いてしまい、散らかる原因にもなります。

園児などの小さいお子さんの場合、片付け易い収納グッズを選ぶことも大切です。重くて引き出しがなかなか開かなかったり、分類が細かくて片付けが面倒になりがちだと、散らかる原因になります。パッと取ってパッと戻せるように、大まかな分類で分けましょう。

分かりやすいようにラベルを棚やおもちゃ箱に貼るのもおすすめです。一目見て分かるので、取りやすさと戻しやすさが増します。

お片付けを習慣化しよう

部屋中に散らばったおもちゃを見ると、つい「片付けなさい!」と言いたくなりますが、これは逆効果です。親に言われるまで片付けない子供になってしまう恐れがあります。

大切なのは、子供が自主的に片付ける習慣を作ってあげること。子供が小さい2〜3歳の頃からおすすめな方法は、「外出前に片付ける」、「寝る前に片付ける」を毎日実践することです。

例えば「お片付け終わったら公園に行って遊ぼうね」とか「お片付けが終わったら絵本読んで寝ようね」とか言うと、楽しいご褒美が待っていると思って子供は喜んで片付けてくれます。これが習慣化すると、特に親が言い出さなくても自分で片付けるようになります。

小さいお子さんには、「お片付け」をゲームにして遊びに変える方法もあります。「さあ、今から100秒数える間に部屋が綺麗になるかな?スタート!」などと言って、親子で競争するように片付けると、面白がってあっという間に片付いたりします。

あまり片付けの時間が長くなると面倒になって飽きたり嫌になってしまうので、片付けの練習は5〜10分程度の短い時間から始めましょう。

親がやった方が早いからと先に片付けていると、子供はやってもらえると思って片付けなくなってしまいます。親は、子供が自主的に片付けるまで待つ姿勢も必要です。

【参考文献】
※熊本日日新聞平成27年3月12日総合版「片付け 子どもの手で」
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