モノを片付けるという作業が最も面倒くさく感じるのは、やはりなんといっても疲れている時ではないかと思います。特に、仕事帰りでしかも大量の荷物を両手に持っている時などは、一刻も早く荷物を床に下ろして一息つきたくなるものです。
リバウンドの原因
しかし、そこですぐに椅子やソファに腰を下ろしたり、ベッドに寝転んだりしては、もうそれきり動きたくなくなってしまいます。動きたくなくなると「片付けは後でいいや」あるいは「明日でいいや」に延び、しまいには「時間がある時にでも」となり、結局は放置したままという結果になります。
せっかくモノを片付けてきれいになった部屋でも、これが繰り返されればまた同じことなのです。
くつろぐのは全部片付けてから
このようなリバウンドを防ぐために必要なのは、どんなに疲れていてもモノを全部片付けてからでなければ自分は腰を下ろさない、というルールを作ることではないかと思います。
脱いだ服はそのへんに置かずにすぐハンガーにかける、買い物の中身はすぐしかるべき場所にしまう、ポストに入っていた郵便物もすぐにチェックし、不要なチラシやDMは処分する、というように、帰ってきたその足ですべてを片付けて初めて自分も一息つくことができる、というルールを作って守っていけば、モノをきれいに片付けて作ったスペースがいつまでもキープできるようになるのです。
習慣づけることでモノも減る
地道な作業ではあるのですが、毎日コツコツと続けていくうちに習慣として身についたら、さほど大変なことではなくなります。同時に、帰ってからが面倒だから余計なモノは買わないようにしようという意識も生まれ、無駄にモノを増やすことも減ってくるのです。