イギリスの快適なキッチンには、”WARM COLOR”と”EASY TO CLEAN”という、二つの条件があるといわれています。
具体的にはそれぞれどういう意味がこめられているのでしょうか?
WARM COLOR
日本では、キッチンといえばとかく白やアイボリーで仕上げがちですが、イギリスでは、キッチンに立つ人が疲れない色、心地よく過ごせる色ということで、ピンク・クリームイエロー・淡いオレンジなどの暖色系を使うことが多いようです。
これから家を作る人は、そのことを念頭に設計すると快適なキッチンができると思いますが、もうすでにキッチンがあるという人でも、調味料ラックやケトル、キッチンペーパーホルダーなどの小物を暖色系でまとめてみるだけで、きっとキッチンで過ごす時間が心地よくなると思います。
EASY TO CLEAN
こちらは文字通り、掃除しやすいキッチンにしつらえるということで、そのためには極力モノを表に出さないことが大事なのです。
調理器具や食器をすべて収納すれば、見た目もスッキリします。たとえば、炊飯器・トースター・コーヒーメーカーなどを、使い終わったらキャビネットにしまい、表に出ているのは調味料とケトルだけ、というような状態にするということです。
ケトルは白いほうろう製にするとさらに清潔感が出ますが、逆に赤・黄など原色のモノを置いて、キッチンに1カ所インパクトのある色を添えることで、個性を表現することもできます。
リフォームにも模様替えにも
キッチンが快適ではない、あるいはどうも雑然としていると感じたら、このイギリス式のテーマでキッチンを作り直してみてはいかがでしょうか?もちろん、ただ単に模様替えをしてみたいという場合にも、十分参考になると思います。