衣類をいつまでもきれいなままで着るには、なるべく洗濯時間を短くすることです。

普段の手入れをこまめにして、洗濯物・水・洗剤のすべてが適量になって初めて、地球にも優しい洗濯が実現します。

ひどい汚れは洗濯機では落ちない

洗濯機では、均一に汚れが落ちますが、ひどい汚れは落ちません。したがって、ひどい汚れのときは、洗濯板などを使って部分洗いをして、洗濯機の適正時間で洗うようにします。

次の6つのコツを覚えて、洗濯上手になりましょう。

(1)表示に従って洗うのがベスト

繊維や製品の性質上、適切な取り扱い方を判断する目安として家庭用品品質法があり、その中で定められているのが、取り扱い絵表示です。あらゆるデータの中から一番いい洗い方を推奨しているので、洗濯をする前に次の3つを確認しましょう。

  • 手洗いの物と洗濯機で洗う物を分ける。
  • なるべく同じ素材の物を一緒に洗う。
  • 色物を分ける。

(2)下準備で仕上がりは変わる

洗濯機は衣類の汚れを同一に落とすので、いくら同じ繊維の物を一緒に洗っても、汚れ方が違えば汚れ落ちは違います。次のような下準備をして手際よく洗濯をしましょう。

  • 汚れのひどい物は、あらかじめ部分洗いをして、一緒に洗う物と汚れの度合を同じにする。
  • 色落ちしないか確認する。
  • デリケートな物は洗濯用ネットに入れる。
  • ファスナーやホックは、他の衣類を引っかけて傷つける可能性があるので、必ず閉じてから洗濯機に入れる。

(3)洗濯機の性能を把握する

洗濯機メーカーは、JIS規格で決められた実験を重ねて一番汚れが落ちる表示をしているので、洗濯機の取扱説明書をよく読みましょう。

(4)衣類の重さで水量・洗剤量を決める

水量は洗濯物の重さで決めます。水量と洗濯物の重さの関係は、洗浄力に影響します。洗濯物が決められた水量より多いと、水の中で洗濯物が動かず、汚れ落ちが悪くなります。洗剤は、パッケージに書いてある説明を読み、性質と量を確認して適量を守りましょう。洗剤を多く入れても洗浄効果は変わりません。

(5)洗い・すすぎに時間をかけても汚れ落ちは変わらない

汚れがひどいからといって、洗う時間を長くしても汚れ落ちは変わりません。すすぎもある程度の時間を過ぎると効果は変わらず、水の無駄になるだけです。洗濯機の適正時間を守りましょう。また、脱水時間を長くするとシワになるので、素材に合った脱水時間を心がけましょう。

(6)仕上がりは脱水後で決まる

洗濯は干し方で決まると言われています。一番大事なのは、脱水が終わったらすぐにシワを取ることです。干すときは、乾いたときの理想の形を考え、振ったり引っ張ったりして形を整えます。

入浴時の手洗いで節約を

洗濯物が少ないと、次の日にまで持ち越してしまう人もいるかもしれませんが、汚れた衣類をためるのもいやなものですし、特に夏場の汗の多い衣類は早く洗わないと汗ジミがついて落ちなくなってしまいます。

汗だけなら手洗いで十分落ちるので、入浴のときに一緒に洗うことを習慣づければ、洗濯機で洗う量がぐっと減り、洗剤と水の節約になるだけでなく、衣類も長持ちします。もちろん、夏に限らず、下着のみ入浴時に手洗いするというだけでもずいぶん違います。

洗濯における無駄をできるだけ省き、環境への配慮を心がけましょう。

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