6歳未満の子供の交通事故による死傷者数をみると、車内での事故が最も多く、次いで歩行中の事故、自転車の事故となります。つまり、車に乗っていて事故に巻き込まれるケースが最も多いのです。
子供を交通事故から守るために、私達ができることは何でしょうか?

チャイルドシートの着用

6歳未満の子供を自動車に乗せるときは、チャイルドシートの使用が法律で義務づけられています。しかし、日本自動車連盟(JAF)と警察庁調べでは、チャイルドシートの使用率は全国平均60.2%(2013年4月)です。乳幼児を抱いて乗車したり、チャイルドシートの取り付け方が間違っていたりするケースが多く見られます。

主なチャイルドシートは赤ちゃんの体重が10㎏未満なら後ろ向きに、10㎏以上なら前向きに取り付けます。チャイルドシートにも様々な種類がありますので、それぞれのお子さんの体型に合ったサイズのものを選び、説明書通りに正しく取り付けましょう。実際に取り付けてみて、しっかり固定されているか確認することも大切です。

また、お子さんはどんどん成長しますので、成長に合わせて取り付け方を変えたり、ベルトの長さを調節したりしましょう。買い替えが必要になることもあります。

車内での注意

子供が走行中の車のドアを開けてしまったり、窓の開閉ボタンを押してしまったりすることはよく起きます。特に小さなお子さんは、まだ言葉が理解できません。運転手がしっかりドアや窓のロックを管理し、子供が勝手に操作できないように気を配りましょう。窓やドアを閉める際は、子供の指が挟まれないように注意しましょう。

子供はハンドルやその他の操作ボタンなどにすぐに興味を示します。走行中に勝手に手を出されては大事故に繋がりかねません。子供をチャイルドシートに乗せることは、運転に集中するためにも大切なことです。

交通ルールを教えましょう

3歳を過ぎてから増えるのが、飛び出しによる事故です。道路や駐車場でボール遊びをしていて車の前に飛び出し、事故に遭うことがあります。車が通るところで遊ばないように教えましょう。命にかかわることですから、お子さんが飛び出した時には厳しく叱ることも必要です。

外出先の駐車場で車から降りるときも、お子さんが急に飛び出したりしないように注意しましょう。普段から用心するように教えて、お子さんから目を離さないようにします。

2〜3歳にもなると、お子さんと一緒に道路を歩く機会も増えるでしょう。子供と歩くときは手を繋いで、大人が車道に近い側を歩くようにします。

「信号が青になったら横断歩道を渡る」、「信号が赤になったら待つ」など、交通ルールについても少しずつ教えていきましょう。家の近所に交通量が多くて危ない場所があるなら、どういうところに気を付けるべきか、普段からしっかり教えておくことが大切です。

いずれはお子さん一人で出歩く機会が増えていきます。お子さんが小さいうちから少しずつ教えて、小学校に入学する頃までには、一人で歩いても交通事故に遭わないように教育することが大切です。

参考サイト
子どもの事故防止支援サイト:一般用
http://www.niph.go.jp/soshiki/shogai/jikoboshi/general/

参考本

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