いわさきちひろが絵を描いた本をこれから紹介していこうと思います。

この本では、お母さんが赤ちゃんにお話したり、歌ったり、遊んであげるときの言葉を、松谷みよ子さんが文章にしています。

オムツを替えるときに歌う歌、お散歩するとき、猫に会ったときに歌う歌、子守唄などたくさん収録されています。

あれ?何だか知っている歌と少し違うような……と思われる方もいらっしゃるでしょう。これは、松谷みよ子さんが自分のお子さんに自由に語りかけた言葉を文章にしたものだからです。

乳幼児の言葉の発達や感情の発達には、母親の話しかけが大切です。少しくらい歌詞が違っていても大丈夫。お母さんの言葉で自由に、赤ちゃんに語りかけていきましょう。「そのきっかけになれば、こんなにうれしいことはありません」と、あとがきで松谷みよ子さんも言っています。

※『あかちゃんのうた』松谷みよ子(文)、いわさきちひろ(絵)、童心社、1971年

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