ほとんどの人に利き手、利き足というものがあります。

自分の利き足がよくわからない人はいても、利き手がわからにという人は非常に少ないとは思いますが、あえて利き手の判断をするなら、歯を磨く手、とっさに体を支える手がどちらかで判断すればいいと思います。

お箸を持つ手や字を書く手、道具を使う手などは家庭や学校で矯正されていることも多く、また、道具は右利き用のものが圧倒的に多いので左利きでも右手で使わざるを得ないものも多いからです。

利き足の判断は、先に靴を履く方の足、足を組む時に上になる足、とっさに片足立ちをするときに上げる方の足です。普通、利き手が右の人は利き足も右のことが多いのですが、少数の人は利き手と利き足が左右に分かれることもあります。

気が付きにくいのですが、ほとんどの人に利き耳や利き目というものもあるそうです。そして、右脳優位の人は左利きで左脳優位の人は右利きだそうです。

両利きのメリット

年齢を重ねてくると、負担が大きい方の手足(利き手・利き足)に不調が出やすいものです。
例えば、利き手が右の人が五十肩を起す時は右肩に、利き足が右足の人は軸足になる左足の膝関節に関節炎がおきることが多いのです。

そして、利き手や軸足がいままで通り動かせない事で日常生活に大きな不都合が起きます。服の脱ぎ着や、食器洗い、パソコンを使う時、文字を書く時などに、利き手にどれだけ依存していたかを思い知らされるのです。

もし、両方の手が利き手だったらこの不自由さは大きく改善されます。
足だって同じです。普段から両方の足が利き足、軸足として機能すれば痛い方の膝をかばいながら行動することが容易になります。

両利きになるためには

利き手でない方の腕や握力、指の力を鍛えることが大切です。また、指がスムーズに動くような練習をすることも大切です。このような練習を重ねると、利き手でない方の手が筋肉質になって痩せてくるので、やがては利き手並に細かい作業もできるようになります。

テレビを見ながら、お風呂の中で、利き手ではない方の手をギュッと握ってはパッと開くことを繰り返します。この時に肘を曲げないようにすると上腕も同時に鍛える事ができます。やってみるとわかりますが結構力が要ります。特に水中でやると効果が大きいです。

軸足でない方の脚力を鍛えましょう

これも簡単です。
椅子や壁などのそばで軸足以外の足で片足立ちします。この時にかかとをあげたりおろしたりすると効果が大きくなります。

このようにして左右の力を均等にしていくと、モノを落とすことが減ります。左右持ち替えの頻度が減るので作業性が上がります。また、スポーツや踊りなども動作が滑らかになり上達します。

よく左利きの人は器用だと言われますが、これは、食事や習字、道具の構造などで右手を使わざるを得ない場面が多いので、どうしても両手の筋力差が少なくなるためです。実際、パソコンや計算機を使いながらメモをとるといった動作をしてみれば、その便利さはよくわかるはずです。

両方の手足を均等に使えるようにしておくと、五十肩や膝関節炎になってしまった時の生活の不便さは大いに緩和されます。最初はお米とぎや浴槽洗いなどの単純な動作を利き手以外の手でやってみましょう。

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