近年、子供たちが初めて自転車に乗るタイミングは、昔に比べて遅くなっているように感じます。自転車に乗る練習をしやすい空き地や公園が減っているのでしょうか。

それでも、小学校に入学する頃には「そろそろ自転車に……」と考える親が多いようです。


今回は、自転車に早く乗れるようになるためのポイントや、公道で初めて自転車に乗る際の注意点などについてご紹介します。

自転車練習のポイント

自転車が上手になる一番のポイントは、本人の「やる気」です。なんにでも慎重な子や、一度転んでしまって自転車に恐怖心を持っている子はなかなか上達しません。

そろそろ自転車練習を始めようかな、という時期になったら、子供の様子を見て、本人がやる気になるタイミングを逃さないようにしましょう。

まずは、自転車選びです。つい、長く使えるようにと大きめの物を買ってしまいがちになりますが、サイズの合わない自転車は転びやすくなります。サドルを一番下まで下げて、子供の両足がしっかり地面につくものを選びましょう。

おすすめの練習方法は、自転車のペダルを外す方法です。そして、自転車の横に立って押して歩く練習をします。8の字やUターンなど、いろんな動きを練習しましょう。

これに慣れたら、次は自転車にまたがって、足で地面を蹴って進む練習をします。慣れてくるとスピードが上がって、少しずつ足をつかない状態で進む時間が長くなってきます。この方法でバランス感覚を鍛えましょう。

ここでやっと、ペダルを元に戻して足でこぐ練習をします。この時点でバランス感覚が身についているので、転倒の回数は随分減らせます。

自転車教室

多くの学校では、小学3年生くらいを対象に自転車教室を行っています。安全協会の交通指導員などが学校を訪れ、自転車の乗り方などを教えてくれます。自転車のスタートの仕方、止まり方、曲がり方など、基本的な運転方法についてです。

そうはいっても、いきなり練習して乗れるわけではありませんから、自転車教室前にある程度乗れるようになっておくほうが良いでしょう。

講習では、自転車のルールを確認したり、自転車の点検の仕方について教えてくれます。運動場や体育館で実技講習をしたりします。

近年はスマホを見ながらの危険運転が問題になっています。どのくらい危険なのか教えるために、警察官が実演してみせる講習なども行われています。

中高生が対象になると、実際にスマホを片手に持ったり、傘を差しての片手運転を体験させ、危険性を実感させる講習などが行われる地域もあるようです。

始めて公道で乗るときの注意点

小学校によっては、低学年が自転車で乗れる範囲を限定しているところがあります。例えば、1、2年生は公道で乗るのは禁止。3年生から公道で乗っても良いが、学校の地区内だけに限定する、などです。

学校で決まりがない場合は、何歳からでも乗って構いませんが、最初のうちは保護者と一緒にしっかり安全を確認しながら乗りましょう。

さて、では実際に公道で乗る際の注意点です。子供は必ずヘルメットを被ります。自転車は車道が原則ですが、13歳未満は歩道を自転車で通行できます。しっかり安全に自転車に乗れるようになるまでは、歩道を通行するようにしましょう。

交差点での一旦停止、信号を守る、車が来ていないこと確認してから道路を渡る、歩道では他の自転車や通行人に注意、スピードを出しすぎない、など注意すべきことはたくさんあります。

実際に親子で公道を走りながら、ひとつひとつ確認していきましょう。

交通量の多い交差点や狭い道路、視界の悪い場所などもしっかりチェックし、子供が一人で自転車に乗るときに危険個所を意識できるようにしておくことが大切です。

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