ワクチンはその病気にかかりやすい月齢や、かかると重症化しやすい時期を考慮して接種推奨期間が決められています。接種推奨期間が来たら、早めに受けるようにしましょう。

優先順位を決めましょう

まず、それぞれの予防接種の接種推奨期間をチェックしましょう。定期接種・任意接種を分けずにスケジュールを組むのが良いでしょう。任意接種の中にも、早めに受けておきたい予防接種があるからです。
重症になる恐れがある病気を優先して予防接種を受けていきます。お住まいの地域で集団接種が行われているなら、集団接種を優先させます。集団接種は一度逃すと、次の接種まで受けられないことがありますので、注意が必要です。

その上で、現在流行している感染症があるかを考慮しましょう。たとえば冬に流行するインフルエンザは、流行が始まる前の10〜11月中に2回予防接種を受けるのが理想的です。保育園や幼稚園に通園する兄弟姉妹がいるなら、おたふくかぜや水痘が流行したとき感染する確率が高くなります。
何を優先して予防接種を受けるか迷ったときは、かかりつけ医や保健所に相談して決めましょう。

各ワクチンの接種間隔に注意

ワクチンには生ワクチンと不活化ワクチンがあります。BCGやMR(はしか・風疹)などの生ワクチンの予防接種を受けた後は、次の予防接種まで4週間ほど間をあけなければなりません。ヒブや小児用肺炎球菌などの不活化ワクチンの予防接種を受けた後は、次の予防接種まで約1週間あける必要があります。
また、何度も受けなければ免疫がつかないワクチンは、次の予防接種までの期間がそれぞれ決まっていますので、しっかり確認しましょう。

同時接種はできる?

ヒブや小児用肺炎球菌など、接種時期が重なるワクチンは同時に接種することもできます。複数の病気の免疫が早くつけられて、通院回数が減らせるメリットがあります。
同時接種は赤ちゃんへの負担が心配だという親御さんは、単独接種で受ける方法もあります。この場合、万一副反応が出たとき何の予防接種が原因か判明しやすくなります。しかし、1歳までに受けておきたい予防接種はたくさんありますから、しばらくは毎週のように病院に通わなければなりません。

同時接種にするか単独接種にするかは親御さんの判断ですが、迷ったときはかかりつけ医に相談しましょう。

時にはスケジュールの変更も必要です

せっかくスケジュールを立てても、赤ちゃんが体調を崩して予防接種が受けられず、予定がずれてしまうことはよくあることです。集団接種が受けられなかったり、予定が大幅にずれてしまったときは、かかりつけ医や保健所に相談して、臨機応変にスケジュールを立て直しましょう。一人で悩まず、相談することが大切です。

予防接種を受けている最中にワクチンの種類が変更されたり、接種推奨期間が変更されたりすることがあります。例えばポリオワクチンは数年前まで生ワクチンという種類で集団接種が一般的でしたが、不活化ワクチンに変更になり、現在では四種混合ワクチンに含まれるようになりました。また、BCGは標準的な接種月齢が生後3ヶ月〜5ヶ月でしたが、平成25年4月1日から生後5ヶ月〜8ヶ月に変更になりました。

これに伴い、以前は集団接種で行っていた予防接種が個別接種になるケースや、自治体によっては集団接種の時期が変更されることもあります。
何か変更があった場合は、今後のお子さんの予防接種のスケジュールを立て直す必要がありますので、注意しましょう。

参考サイト
予防接種情報|厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/kekkaku-kansenshou20/
予防接種情報 NIID 国立感染症研究所
http://www.nih.go.jp/niid/ja/vaccine-j.html
Know VPD! - ワクチンで防げる病気(VPD)を知って子供たちの命を守る
http://www.know-vpd.jp/index.php

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