小学生になると、学校でひらがなを習ったり、足し算や引き算を習ったりなど、勉強が始まります。

そんな中、毎日の宿題をやりたがらない子や、勉強が単調すぎて「つまらない」と言い出す子など、学習意欲の低下が心配されるお子さんも出てきます。

今回は、子供の学習意欲を引き出すためにできる、楽しい「学び」の実践例をご紹介します。

生活の中から「学び」の機会を

今年はオリンピックが開催されました。この機会に是非、日本以外の世界の国々にも触れ、子供たちに興味を持ってもらいましょう。

テレビで災害のニュースがあったり、紛争のニュースがあったりしたときに、子供たちと話題にしてみましょう。難しい話題もあるかもしれませんが、世界情勢に少しずつ触れ、子供たちが興味を持つ機会を作ってあげましょう。「どうしてこの国では戦争が起きているんだろう?」「この国と日本とでは、文化面でこんなところが全然違う」など、疑問や驚きを持つことが大切です。

近年はスマホの普及により、新聞をとる家庭が随分減っていますが、新聞は「学び」の宝庫です。新聞によっては、子供向けに分かりやすくニュースをまとめている欄もあります。子供が興味を持ちそうな話題が載っていたら、是非見せてあげましょう。

実生活で役立つ「算数」にチャレンジ

公式をただ覚えたり、単純な暗記の繰り返しばかりでは、子供は学習意欲をなくしてしまいます。単調すぎて興味が持てないと思うのも当然です。そんなときは、もっと実際の生活に結びついたやりがいのある「学び」の課題を与えてみましょう。

例えば、家から遊園地に行くのにどのくらい時間がかかるか、何時に出発すれば良いか計算する、という問題を出します。目的地は実際にある場所で、今度の日曜日に出掛ける予定にすると、やる気を出してくれるでしょう。車で行く場合は時速何キロで何分かかるか。渋滞なども考慮すること。バスや電車を使う場合は、時刻表を調べて解かせます。

何時に家を出て、何時にバス停に着いて、何時発のバスに乗り、バスを降りて更に徒歩で何分、到着は何時の予定などと、具体的に考えられたら正解です。答えは何通りもあるでしょう。この課題では、様々な情報を選択して分析し、見通しを持つ力が鍛えられます。実生活に結びついた内容のため、意欲的に頑張るお子さんが多いです。

また、少額のお小遣いで上手に買い物する練習をさせたり、欲しい物を買うために目標額を設定し、毎月のお小遣いを計算しながら貯める、というのも生活に結びついた良い「学び」になります。算数で学んだことを生活で生かせることを実感する良い機会にもなるでしょう。

このように、子供が学校で学んだことを、生活の中で使う機会を作ってあげましょう。

楽しく学んで読解力をつける

ひらがなや漢字など、読める文字が増えるということは、それだけ楽しい本に出合う機会が増えるということでもあります。是非、好きな本(絵本)を見つけて、楽しい読書の時間を作りましょう。『ぐりとぐら』『かいけつゾロリ』など、好きになると全シリーズを読破するお子さんもいます。本が好きな子供は、読解力もぐんぐん伸びていきます。

何を読んだらいいのか分からないというお子さんは、学校図書室の司書さんに相談してみましょう。きっとおすすめの本を紹介してもらえます。

ひらがなが書けるようになると、可愛い便箋にちょっとしたお手紙を書いて、友達とやり取りするのを楽しむお子さんも出てきます。低学年の女の子に多いやり取りですが、楽しく文字を書く練習になるのでおすすめです。

楽しい「学び」を実践するためには、お子さん本人の意欲が鍵です。間違っても押し付けにならないよう、お子さんの自由な学習意欲を大切にしましょう。

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