さて、夏休み真っ只中。子供たちは長期間の休みを楽しんでいることでしょう。
しかし、注意したいのはこの猛暑と日差しです。午前中から30℃を超える地域もあり、最も暑い時間帯では35℃を超える地域も珍しくありません。
子供たちが暑い夏を乗り切るために、体調管理のポイントをまとめました。
早寝・早起き・朝ごはん
規則正しい生活は体調管理の基本です。夏休みだからと夜更かしして、朝寝坊する生活を続けていると、生活リズムが崩れてしまいます。朝寝坊すると朝ごはんを食べ損ねることにも繋がります。
一度崩れた生活リズムを元に戻すのは大変です。元気に新学期を迎えるためにも、夏休み中も「早寝・早起き・朝ごはん」を心がけましょう。特に、夏休みが終わる1週間前には、学校生活がスタートしても問題ないよう、生活リズムを整えましょう。
また、朝ごはんは子供たちが一日を元気にスタートさせるためにも大切なものです。夏休み中は時々の朝寝坊は良いとしても、朝ごはんを抜くような習慣はつかないよう、保護者は気を配りましょう。
暑さに慣れよう
クーラーの効いた室内ばかりにいては、体が暑さに慣れることが出来ません。暑さに慣れていないと体温調節がうまくいかず、少しの外出や運動でも体調を崩してしまいます。
なるべく昼間の気温の高い時間帯は避け、毎日1時間ほど運動して汗をかくようにしましょう。体調の悪いときは無理をせず、少しずつ体が暑さに慣れるようにしていくと良いでしょう。
クーラーの使い方にも注意が必要です。外気温と室内気温の差が大きいと、体への負担が大きくなります。クーラーの設定温度は下げすぎないようにしましょう。冷風が直接体に当たらないように風向きを調整することも大切です。夏だからと体を冷やしすぎていては体調を崩してしまいます。
寝るときも、クーラーや扇風機を長時間つけっぱなしにするのはやめましょう。体を冷やしすぎると夏風邪の原因になります。
無理をせず、水分補給を心がけよう
外気温や湿度が高い時に長時間外で活動すると、熱中症になってしまいます。強い日差しにも注意が必要です。遊園地や海などに来て楽しいと、子供たちは夢中になって遊んでしまうかもしれませんが、無理は禁物です。暑さに応じて、大人は子供たちの活動時間を制限することも必要でしょう。
こまめに休憩時間を作って、涼しい場所に移動したり、水分と塩分を補給することを意識しましょう。水分を取らないと心臓に負担がかかります。また、水分不足で汗が十分にかけなくなり、体温が上がり続けて体温調節ができなくなってしまいます。猛暑の場合は真水より、ポカリスエットやオーエスワン(経口補水液)などがおすすめです。
体調不良の場合は特に注意が必要です。寝不足や風邪などで体調が悪い場合、元気なときに比べて熱中症になりやすくなります。子供が体調が悪いときは無理をさせず、顔色など様子に変化がないか、いつも以上に注意して見守るようにしましょう。