モノを持つことに対する価値観は、大まかに分けて二種類あると思います。服を例に挙げると、一つは、お気に入りの高級ブランド服を数着だけ持って長持ちさせるタイプで、もう一つは、たくさんの安物を短いサイクルで着るタイプです。
高級ブランド服・ノーブランド服
この二つのタイプのどちらが最終的に無駄のない経済的な暮らしをしていることになるかというと、前者のほうだと思います。
高級ブランド服となるとそうたくさんは持てないので、買う時は吟味して選び、少ない数でいかに賢く着回していくかということをおのずと考えるようになります。したがって、無駄な買い物をしなくなります。
一方、安い服だと、手に入りやすいのであまり慎重に選ばず大量に買い込んでしまいます。したがって、似合わなかったり着心地が悪かったりという失敗も同時に生まれやすくなります。
適当に買うと捨てる時も優柔不断に
片付けや整理整頓という点でも、どちらのタイプが賢いかといえば、モノが増えにくいという理由でやはり前者ではないかと思います。
後者の場合は、買う時に適当なため、捨てる時もまた優柔不断になりがちです。ワンシーズン着られれば十分と言う割には、似合わなくても部屋着にしてしまえばいい、痩せたらまた着られるかもしれないなどの言い訳をして、タンスの肥やしをいたずらに増やしていってしまうのです。
本当にお気に入りのモノを長く使う
服に限らず、あらゆるモノに言えることですが、安物を大量に買ってガラクタを増やすよりは、ちょっと贅沢で本当にお気に入りのモノを最小限量買って長く使うほうが、やはり経済的でストレスや無駄がなく、片付けや掃除も簡単で、心身共にすっきりとした空間で暮らせることになるのではないかと思います。