私が唯一、ずっと読み続けている有料メルマガがあります。(多い時は10個くらいの有料メルマガを読んでましたが、続いてるのはコレだけ…)
それが、永江一石のメルマガ「何でも質問&何でも回答」です。
これをずっと読み続けると、顧客視点で、役に立つサイトを運営しなきゃいけないということが、飽きるほど身に染みこんできます。基本、同じこと言い続けています。なので、そのうちに洗脳されてきます。
Google検索エンジンは、役に立つサイトを上位表示しようとするから、役に立つ内容をたくさん書けば、多くの訪問者がやってくるというわけです。
正確に言うと、上記の言い方には語弊があります。役に立つかどうかGoogleが判断しているのではなく、訪問者が役に立つと判断していることをGoogleが察知しているんだそうです。なので、役に立つ記事を書いて、それを読んだ読者が「おぉ!これは役に立つ」と判断したということをGoogle検索エンジンが察知して上位表示するようになる、つまり検索結果はあくまでも『結果』だということらしいです。記事を書く→それを読んだ読者が役立つと判断→Googleがそれを察知→上位表示される、という順ですね。検索エンジンは最後(結果)なので、ここを意識して記事を書いたりサイト運用をしたりするのは間違っています。最も考えるべきは最初の部分、『読者に役立つ記事を書く』ということになるわけです。
ネットから集客するには?
ブログを運営して広告収入を稼ぎたいのなら、これで話はおしまいです。しかし、ネットでビジネスをしようとかネット通販をする場合には、さらにハードルがあります。いくらアクセスだけ集めても、訪問者とサービス/商品がマッチしていないと売れないからです。
- お客さんは誰か?(←ネットで集客できる属性か?)
- お客さんが求めているものは何か?(←役立つ内容になっているか?)
- あなたの商品/サービスはお客さんが欲しいものか?
このあたりはコンサルの腕の見せどころになるのでしょうか。んで、この永江一石さんの「何でも質問&何でも回答」メルマガは、質問に答える形式です。ということはつまり、知りたいことを「質問」することができるのです!プロの一流コンサルに!!
もちろん私も質問しましたよ、はい。これで324円って価格設定に失敗していて、すごくお得です(笑)私がした質問はズバリこのサイト運営のこと。私は質問の内容を送っただけなので、質問のタイトルは永江一石さんがつけてくれたのですが、「頑張っているのになかなかアクセスが伸びない」というタイトルでした。「え?頑張っている???ヤバイ!じゃあ頑張って運営せねば!!!」という結果がコレです。
質問したのが確か4月頃で、翌年明けに月間10万PVを達成しました。その後、サイト運営一周年を記念してデザインテーマをリニューアルし、今に至っています。二年目は運営体制を変えようと思って、いま色々と検討中です。
ちなみに、メルマガの質問への回答は、「もしかしたらそうなのかもしれないなぁ〜」と思っていたことを、ズバリ指摘された感じでした。その後、指摘された問題を自分なりに回避し、地道に記事を積み上げて、今では投稿数1000ページ以上。ヒット記事はほとんどなく、ソーシャルで話題になることもない(私自身どうもソーシャルが苦手で…)ですが、ロングテールに支えられてアクセスは右肩上がりを続けています。2回目の質問は、実家家業の販売サイトについて質問しました。もっと質問したいですが、「またこいつか」と思われそうなので、身を潜めているところです。
さて、この永石さん(省略形)メルマガの他に、「役に立つこと」を頭に覚えこませるのにオススメなのは、きかんしゃトーマス♪
ソドー島の機関車たちは、役に立つ機関車になるために、いつも頑張っているのです。みんな仕事が大好き!
NHKのEテレ(NHK教育)で、毎週日曜日の朝7:00から見ることができます。わたしは録画して、二歳になった子どもと一緒に何度も何度も何度も何度もきかんしゃトーマスを見ています。なんで子供って、同じのばかり見ようとするんでしょうね?そして同じ話を何十回と見ているうちに、「役に立つ」ということに洗脳されます。
役に立つサイトにするにはどうしたらいいのか?
役に立つ記事を書くにはどうしたらいいのか?
訪問者の役に立つにはどうしたらいいのか?
「毎週水曜日の永江一石メルマガ」と「毎週日曜日のきかんしゃトーマス」の二つを生活の中に取り入れることで、いやでも身につきますよ(笑)
永江一石メルマガ語録
- ネット、実店舗に共通して重要なことは「顧客視点」
- WEBとの親和性が高い顧客に切り替えることで、サイトの集客ができる
- 「作品が良ければ、HP制作の工夫やSEOは必要ない」は100%間違っている
- 疲れているときこそ肉体を動かすことによって乳酸値が下がるのです。コレ、ホント。
- 努力した分だけ訪問者数は増えます
- 検索結果とは「結果」であり「手段」ではない
- 「顧客視点」= 「想像力」
- 「金が無いなら頭を使え。頭も無いなら、手を動かせ」
- 差別化するなら商品で差別化せよ
- バズらせる秘訣をひとつ「あるある! 俺もそう思った」
- SEOってテクニックでは無くて学問の範疇
- ブランドとはなにか、簡単に言うと「ストーリー」
- 会社ブログで「書くことがない」と言う人の多くは勉強不足
- 漢字にしようかどうしようか迷ったらひらがなにする
- アクセスが無いサイトは「誰も必要としてない内容」ということなんです。
- 「金のない客ほどうるさい」という不変の現実
実際のメルマガは質問に答える形式なので、質問者の事例を参考にしながら具体的なノウハウを学べるところが、このメルマガを辞められない理由です。成功事例よりもダメ出し事例が圧倒的に多いのですが、はっきりダメ出ししてくれるので、大損するところを324円で回避できてオトク!
番外編
- すみません。はっきりいいます。まったく成功しないと思います。
- すいません。ビジネス的に成功の可能性は1パーセント以下だと思います。
- す・・・すいません。全くニーズ無いです・・・・
- す・・・すいません。その商品自体、衰退すると思います。
- ぶっちゃけ、いつの話してるんだこのおっさん、という感じです。
- ぶっちゃけ、どこのサイトも効果的ではありません。
- ・・・
このメルマガの読みどころは、『すみません』と『ぶっちゃけ』の後に続く部分ですね♪
あ、ちなみに語録の中の「このおっさん」はメルマガ読者のことを指してるわけじゃないです。はっきりものは言うけれど、読者には優しいです(笑)
追記
2012年〜2013年のメルマガ「永江一石の何でも質問&何でも回答」ベストセレクションが電子書籍となってKindleで発売されました!『聞くは一時の恥』だそうです。2年間分のメルマガ7,560円分(増税前)がたったの324円で!?それはともかく、質問が個別すぎたりして読まなくてもいい回答が省かれたりしているのが素敵です。
そういう自分は、この記事を書くために創刊号から読み返したので、いまはもうお腹いっぱい。電子書籍版はまだ買ってません^^;挿絵入りオマケ(漫画?)を読むためだけに買うべきかどうか・・・?しばらく悩んでみます。