7〜8月は気温が高く、体調を崩して夏バテしたり、熱中症になったりしやすい時期です。

こんなときこそ、食事に豊富なビタミン類を取り入れて、お子さんの体調管理に努めましょう。

主なビタミン類の効果と、ビタミンが含まれる食品についてまとめました。

ビタミンの種類と効果

ビタミンは13種類あります。その中から主なものをいくつか取り上げてご紹介します。

ビタミンA
目や皮膚、粘膜を健康に保つ働きがあります。視覚を正常に保ったり、成長に関与している栄養素です。不足すると成長が遅れたり、皮膚や粘膜が乾燥したりします。レバーやウナギ、にんじん、ほうれん草やカボチャに多く含まれています。
ビタミンD
カルシウムの吸収を促進する働きがあります。ミネラルの代謝や恒常性の維持、骨の代謝に関わっています。不足すると子供はくる病になるといわれています。サケやサンマなどの魚介類、キノコ類に多く含まれています。
ビタミンE
老化防止のビタミンとも呼ばれ、細胞を損傷する活性酸素を抑える抗酸化作用があります。血流を良くする働きもあります。ほうれん草、かぼちゃ、アーモンドやピーナッツなどのナッツ類に多く含まれます。
ビタミンK
骨を丈夫にし、出血時に血液を凝固して止血する働きがあります。納豆、小松菜、ほうれん草などに多く含まれます。
ビタミンB群
ビタミンB1は人間のエネルギー源である炭水化物を分解してエネルギーを取り出す働きがあります。ビタミンB2は脂肪の代謝を促進させます。ビタミンB6は免疫機能を正常化する作用があります。ビタミンB12は健康な赤血球の生成に関係しています。豚肉やレバー、魚介類、豆類、緑黄食野菜などに含まれます。
ビタミンC
抗ストレス作用があり、血液や皮膚を健康に保つ働きがあります。赤ピーマンやにがうり、ブロッコリー、イチゴやオレンジに多く含まれます。

子供に教えよう

食事の際に嫌いな食べ物があったり、食べ残したりするお子さんも多いでしょう。そんなときは、「にんじんは体が大きくなるのに必要な食べ物なんだよ」「納豆は骨を丈夫にしてくれるんだよ」と具体的にその食べ物の効果を教えてあげましょう。

ビタミンA、ビタミンE、ビタミンCの3つは、夏本番の紫外線対策としても有効です。「にんじんやほうれん草、ブロッコリーを食べると肌が元気になるんだよ」と教えてあげましょう。

子供が食材の持つ栄養価について知り、自分の体に必要なものを理解して食べるようになることは、食育としてとても重要なことです。子供が大人になってから、体調管理を意識して料理を作ったり、自分に不足している栄養を補うような食事を選べるように教えていきましょう。

旬の夏野菜を食べよう

夏が旬の野菜には、トマトやピーマン、にがうり、かぼちゃなどがあります。旬の野菜は栄養価も高く、豊富なビタミン類が含まれているので、お子さんには積極的に食べさせましょう。

夏休みを利用して、畑のトマトやピーマンを収穫などできたら貴重な体験です。是非、旬の野菜、取れたての野菜のおいしさを、子供たちにも味わってほしいものです。

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