特約にも二種類ある

自動車保険の特約には、補償範囲を広げる特約と、補償を狭めることで保険料を安くする特約があります。後者の代表的なものは、今回紹介する運転者限定特約と、運転者年齢条件特約ですね。

特約と聞くと補償が充実するようなイメージがありますよね。豆知識ですが、特約とは特別約款の略です。約款(やっかん)とはまた難しい言葉ですが、保険を契約するにあたって定められている決まりごとを指します。

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特約で対象となる運転者の範囲

運転者限定特約は元々家族限定特約というものでした。保険会社によって名称が異なりますが、現在は家族限定の他に、「本人及び配偶者」、「本人のみ」と三つに分かれています。

家族に限定した場合の対象は以下のとおりです。

  • 記名被保険者
  • 配偶者
  • 同居の家族
  • 別居の未婚の子

これが、夫婦のみ、本人のみと狭まっていくと保険料の割引も多くなります。

こういった場合に注意

保険を契約するにあたって、自動車の利用状況から補償内容を決めると思います。だからといって一年間、契約内容を変更できないということではありません。契約期間中に特約を付けたり外したりという手続きは可能です。これだけは忘れないようにしましょう。

仮にお子さんが免許を取ったとしましょう。さらに、軽自動車を買ってあげる予定があるとします。免許を取ったばかりの若い方は、運転がしたくてたまりません。教習所のように隣に指導員が乗っているわけではありませんし。そこで、お子さんが「ちょっと運転させてよ」と言ってきました。ついつい「仕方ないな、あまり飛ばすんじゃないぞ。ふふふ」と答えます。さて、お子さんが出かけたあと、大事なことに気づきます。「いけね、夫婦限定の特約が付いていた」。

もし、ここで事故に遭ってしまったら、保険は全て免責になります。以前の記事で、飲酒運転でも相手への賠償は補償されると説明しましたが、運転者限定特約に抵触してしまった場合、相手への賠償もふくめ支払い対象外になるんですね。保険が免責になるケースは色々ありますが、これほどやるせないことはありませんから、契約内容は把握するようにしたいですね。

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<ライター:森村仁

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