いつもなぜか鍋底にややこびりついた状態で残りがちなカレーやシチュー、ミートソースといったソース系の料理。
捨てるのはもったいないけれども温め直して食べるほどの量でもないというときは、水を加えてスープにしてしまいましょう。
ソース系料理の残りはスープに
このようなソース系料理の残りに、タマネギ・ニンジン・キャベツなど冷蔵庫のあり合わせの野菜やベーコンをきざんで入れ、コンソメの素で調味すればおいしいスープが簡単にできあがります。
このスープのポイントは、煮立てながらしゃもじなどで鍋底や内側のこびりつきをきれいにこそげ落とすことです。こびりつきにはうまみが凝縮されているので、この作業は重要です。これで、スープができると同時に、洗うのが面倒なこびりつきが見事にきれいになっていて後片づけもぐんとラクになるので、まさに一石二鳥です。
なお、ミートソースの鍋にはトマトスープやトマトジュースなどを、ホワイトソースのシチューなら牛乳を加えて沸騰させないように煮るとよりおいしくなります。
少し多めならピラフやおじやにも
こびりつきよりもう少し多く残っていたら、鍋にご飯を入れて混ぜ、ピラフ風にするという手もありますが、鍋で温めるとこげつく恐れがあるので、混ぜ合わせたご飯を器に移してレンジで加熱するほうが賢明です。あまり混ぜすぎるとご飯が団子状になってしまうので、これも注意しましょう。
味噌汁が少しだけ残った場合も、水とだしの素を加えてご飯と卵を入れれば、味噌風味のおじやになります。
肉じゃがの残りはオムレツに
ちなみに、スープではありませんが、鍋に少しだけ残った肉じゃがをつぶして卵を混ぜ、フライパンで焼くと、ボリュームたっぷりの和風オムレツになります。