小さな親切は大きなお世話

今回は「保険のことはよく分からないから、代理店に任せている」という方は必読かと思います。もしかすると、自動車の実際の利用状況と契約内容が異なる可能性があるからです。

本来、代理店は契約者にコンサルティングをしたうえで、その人に見合ったプランを提案します。しかし、たまに「これはちょっと問題有りではないか?」という代理店がいます。その問題とは、しっかり契約者にコンサルティングせず、万が一事故に遭っても補償に問題がないような契約内容にしてしまうことです。

ちゃんと補償されるのはいいのですが、事故に遭わなければ無駄に保険料を支払っていることになりますよね。では、具体的にどういった経緯で大きなお世話になってしまうかについて説明したいと思います。

YesかNoかハッキリしよう

Aさんという人が、代理店に保険の見積もりをお願いしました。その中で、二つハッキリと答えなかった質問があります。

一つは自動車を運転する人です。Aさんは「ご家族以外の方は運転されますか?」という質問に「うーん、友達は運転しないかな」と答えました。その結果、代理店は判断に迷い、家族限定特約を付けました。しかし、本当はAさんと奥さんしか運転しないのです。本人・配偶者限定特約が妥当です。

もう一つは自動車の利用用途です。実際の利用用途は、休日の買い物がほとんどで、通勤に使うのは月に数日です。代理店は、週、または月に何日の頻度で自動車を使うか確認しますが、Aさんは「通勤、うん、車で通勤するわ」と答えました。代理店は通勤・通学で利用用途を登録しました。本来は日常・レジャーが妥当で、自動車の利用用途で最も保険料が安くなる用途です。

ある日、保険に詳しい友人がAさんの保険証券を見たところ、実際の利用状況と異なる契約内容だったことに気づいたのです。もし、代理店が断りもなく勝手に決めたのならともかく、Aさんがアバウトな返答をしてしまったがために招いた結果だと言えます。自動車保険を隅々まで理解するのは無理な話です。しかし、保険証券を見てどういった補償内容かは理解できるようにしておきたいものです。

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<ライター:森村仁

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