勤務先の中に代理店
自動車保険の見直しを検討していたところ、ご主人の勤務先で「自動車保険加入のご案内」という通知が頒布されました。一見すると取引のある保険代理店の営業なのかとも思えますが、連絡先が勤務先の本社だったりします。
これは団体扱いの保険制度で、ご主人の勤務先を通して保険に加入する方法です。仕組みとしては、企業の中に保険代理店業務を行う部署があったり、関連会社に保険代理店があり、そこで保険に加入すると団体割引が適用されるというものです。
メリットとデメリットを考えてみる
団体扱いによる割引率は一定ではありません。企業の規模や、年間の事故発生率などによってパーセンテージが異なります。とはいえ、契約内容によっては年間の保険料が20万円ということもありますから、そこからさらに数%割引になると考えると大きなものです。保険料を節約するなら絶対加入したいところです。ただ、いくつかのメリットの反面、デメリットもありますから、よく検討してから契約するといいでしょう。
メリット
- 一般契約では適用されない割引がある
- 保険料が給与から天引きされるので未納の心配がない
- 毎年の契約更改がスムーズ
デメリット
- 事故を起こした場合、必ず保険会社から勤務先に通知が届く
- 同じ企業内であっても、保険担当者とのコミュニケーションが希薄
- 企業によっては選べるプランが限定されている
客観的に考えるとメリットの方が断然大きいように思えますが、業種によっては事故に遭ってその通知が代理店である勤務先に届くと報告書を書かされるというケースもあるようですね。そういった点がネックになって勤務先で契約しないという方もいますので、加入の際は検討材料にするといいでしょう。
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<ライター:森村仁>