なかなか咳が止まりません。。。確かに風邪を引いていて、咳風邪だったので薬を飲んでいました。3〜4日で風邪は治ったのですが・・・。
咳喘息かもしれない

咳だけ残ってしまい、もう二週間くらい咳をしています。調べて見ると、どうやら咳喘息というのが当てはまりそうなのです。

咳喘息の症状と原因、治療法と予防についてまとめてみました。

咳喘息とは?

咳喘息は、咳が慢性的に続く気管支の病気です。風邪は治ったはずなのに、咳はちっとも治まらない、といったような状態が数週間続いたら、それは咳喘息の可能性があります。

咳喘息は、気管支喘息(いわゆる喘息)ではありません。喉がゼイゼイ・ヒューヒューと言う喘鳴もありません。しかし、喘息の前段階ともいわれていますので、注意が必要です。

咳喘息の症状

頻発する乾いた咳が何週間も続き、特に夜にひどい症状が出ます。(私は、ひどい空咳が続いて、腹筋使いすぎて下腹部が筋肉痛になりました。)このような辛い咳喘息が現れるのは、気管に炎症ができているからです。

咳喘息の咳は2個ずつ出て、何回か出たあとに、数分で止まることが多いようです。冷たい空気に触れたり、湿度が変化したり、煙草の煙やホコリを吸うと、咳が誘発されます。

症状は咳だけですが、これが慢性的に続き、数ヶ月から、ひどい場合は1年以上続くことがあります。

気管支喘息との違い

気管支喘息は、気管支が細くなって呼吸が苦しくなる疾患ですが、咳喘息は気管支が細くなるわけではありません。気管支喘息と咳喘息で共通しているのは、気道に炎症があることです。

- 気管支喘息 咳喘息
気道に炎症 ある ある
気管支 細くなる ならない
喘鳴 ゼイゼイ・ヒューヒューと言う いわない
呼吸困難 ある ない
絡むことが多い 出ない

その他、咳喘息と喘息で共通することとして、下記があります。

  • 咳は夜間から明け方にかけて出ことが多い。
  • 冷たい空気やタバコの煙を吸うと咳き込みやすい。
  • 会話、電話、運動などのときに咳き込みやすい。
  • 風邪薬や咳止めを飲んでも効かない。

咳喘息は、喘息の前段階ともいわれています。放置すると本格的な喘息に移行してしまう恐れもあるので、正しい治療をし、健康管理を続けることが大切です。

咳喘息の原因

風邪の症状が治まりかけたときに、気管が炎症し、咳喘息に発展すると言われています。

冷たい風や室内外の温度差、たばこの煙を吸う受動喫煙、会話、運動、飲酒、ストレスなどのほか、ホコリやダニなどのいわゆるハウスダストが悪化因子になるといわれ、患者数は20代でも急増中です。

アレルギーのある人は注意!

咳喘息は、特にアレルギーのある人に多いとされています。アレルギー反応によって、気道が炎症を起こしてしまうためです。女性に多い傾向もあり、しばしば再発を繰り返します。アトピーがあって、喘鳴の無い咳がひどく続く場合は、疑わなければいけない病気です

咳喘息の診断

以下の診断基準を満たす場合に、咳喘息と診断されます。

  1. 喘鳴(ゼイゼイ・ヒューヒュー)を伴わない咳が8週間以上持続する
  2. 喘鳴、呼吸困難などを伴う喘息に今までにかかったことがない
  3. 8週間以内に上気道炎(風邪)にかかっていない
  4. 気道が過敏になっている
  5. 気管支拡張薬がよく効く
  6. 咳をしやすい状態にあるわけではないのに咳が出る
  7. 胸部レントゲンで異常が見つからない

また、上記1と5の二つを満たすことで、咳喘息と簡易的に診断することもあります。気になる症状があれば専門医(呼吸器科・アレルギー科・耳鼻咽喉科)で詳しく診てもらうことをおすすめします。

咳喘息の治療法

咳喘息の治療には、気管支拡張薬(気管支を拡張させて空気の通り道を広げる薬)や抗アレルギー薬、吸入・経口のステロイド薬を使います。

特に、吸入用ステロイド(フルタイド・キュバール)は効果が期待でき、副作用がほとんどありません。これは、吸入用ステロイドが飲み薬ではなく、外用薬として位置づけられており、全身に届かないためです。

症状が良くなったからといって治療を止めてしまうと再発することがあるので、数カ月間は続けることが大切です。咳喘息は喘息に移行する確率が30%もあるといわれていますので、移行を食い止めるためにも、しっかりと気道の炎症を抑える必要があります。喘息への移行予防においても、吸入ステロイド薬が効果を発揮します。

咳喘息の予防

風邪をひかない

そもそも咳喘息は風邪を発端にして、気管に炎症が及ぶことで起こりますから、風邪を予防することが一番です。手洗い、うがいなどをしっかりとおこない、日頃の健康管理に気をつけましょう。

ストレス解消

ストレスを受けると、気道が過敏になり、咳が出やすくなります。適度な運動をしたり、余暇を楽しんだり、リラックスするなど、自分に合ったストレス解消法をしてみましょう。

お酒を控える

アルコールを飲むと、体内でアセトアルデヒドと呼ばれる物質が作り出されます。アセトアルデヒドは、気道を収縮させる作用があり、その結果咳が出やすくなります。お酒はなるべく控えるようにしましょう。

咳喘息まとめ

咳喘息は、風邪が治っても、気管に炎症が及ぶことで、慢性的な咳だけが残る症状です。吸入用ステロイドで治療できるので、早めに医者の診療を受けましょう。喘息に移行しないように、しっかりと治療することをおすすめします。

ユーカリラディアータで癒やし

また、ストレス解消やリラックスに、アロマテラピーも効果的でしょう。特にユーカリは、殺菌消毒・抗ウイルス作用があり、吸入などで、カゼ予防や咳・鼻詰まりの緩和に良いとされています。そのユーカリの中でも、ユーカリラディアータは、優しい効き目で子どもやお年寄りも安心なのでオススメです。

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