優しい色合いのほんわか温かい絵本をご紹介します。
「あるばんのこと きつねがパンやさんのうちへ たずねてきました」「ぼくにもパンをつくらせて」。このような感じで、毎晩パン屋さんのうちへ誰かが訪ねてきます。
きつねやたぬきと一緒にパン生地をこねる様子が描かれますが、パン屋さんも動物たちも、真面目に一生懸命作っています。できあがったパンはふかふかで、柔らかな色合いが何とも美味しそう!絵本を見ている子供達も嬉しくなるようです。
分かりやすく、シンプルな内容の絵本なので、小さなお子さん向きです。美味しそうな食べ物が出てくる絵本はみんな大好きなので、おすすめです。
登場する動物たちもそれぞれ愛らしいです。単純な内容ですが、だからこそ子供は飽きずに何度も読みたがります。子供が絵本を持ってきたら、何度でも読んであげたいですね。
※『あかちゃんのおいしい本 もりのパンやさん』松谷みよ子・文、ひらやまえいぞう・絵、童心社、2004年