うさぎさんと赤ちゃん、ねずみさんにくまさんが並んで「おいしいスープ いただきまーす」。みんなでスプーンを握ってスープを食べ始めます。
ねずみさんがスープをお腹にこぼして、うさぎさんもおててにこぼして……。それを男の子が「きゅっきゅっきゅっ」と拭いてあげます。最後は男の子がお口の周りにこぼしたのを、お母さんが優しく「きゅっきゅっきゅっ」と拭いてあげるシーンで終わりです。
単純な繰り返しで、幼い子供にも理解しやすい内容です。1〜2歳の子がニコニコしながら絵を眺めてくれます。自分がいつもお母さんにやってもらっていることが描いてあるので、共感しやすいようです。
赤ちゃんの初めての絵本におすすめです。
※『きゅっ きゅっ きゅっ』林明子・作、福音館書店、1986年