料理には欠かせないスパイス。でも、それぞれのスパイスがもたらす効果や適した料理のことまではあまり深く考えずになんとなく使っているという人も多いのではないでしょうか。そこで、私たちが普段よく使うスパイスの使い方をご紹介します。
ペッパー(こしょう)
辛みと香りを楽しめるスパイスです。ブラックペッパーは肉料理をはじめほとんどの西洋料理に登場します。ホワイトペッパーは、白身魚・鶏肉・卵などの淡白な素材の料理やホワイトソースなどの白く仕上げたい料理に不可欠です。グリーンペッパーはひき肉料理などに使われることが多く、たいていはホールのままで使います。
ガーリック(にんにく)
スパイスというよりは香味野菜といったほうがいいかもしれません。生に限らず、粉末や乾燥のものもよく使われます。独特の香りで、洋風料理・中華料理・韓国料理など世界中のあらゆる料理に使われています。肉・魚類の臭みを消す効果があります。
ジンジャー(しょうが)
歴史の古いスパイスの一つです。西洋では料理よりもスイーツに使うことが多いのですが、私たち日本人の場合は、肉料理の下ごしらえなど別の用途での利用範囲も広いのが特徴です。
番外編
日本独特のスパイスのうち最もポピュラーなものというと、やはり七味唐辛子ですよね。
必ずしも7種類の原料で作られているとは限りませんが、赤唐辛子(レッドペッパー)に山椒・麻の実・陳皮(ミカンの皮を乾燥させたもの)・ごま・けしの実(ポピー)・しその実または青海苔を加えて七味とするのが一般的です。本来は江戸時代に漢方薬を参考に作られたブレンドスパイスでしたが、そばの風味によく合ったために急速に普及しました。