朝食は基本的には家で、それ以外では喫茶店やファストフード店などで食べるのが一般的な私たち日本人にとって、海外の屋台の朝ごはんというのはちょっと興味深いところですよね。そこで、朝から晩まで屋台で食事を済ませるのが一般的な東南アジアの人々が食べている定番朝食メニューをご紹介します。
台湾「饅頭(マントウ)」
台湾の定番朝ごはんといえば、饅頭(マントウ)がその一つです。日本で饅頭というとあんこが入っていて甘いというイメージですが、台湾の饅頭は、中に具はなく皮の部分だけというシンプルなものです。豆乳など何か他のメニューとセットで食べることが多い、台湾の主食です。
シンガポール「カヤトースト」
シンガポールで有名な朝ごはんといえば、カヤトースト。カヤトーストとは、卵、ココナッツミルク、ハーブの一種であるパンダンリーフ、砂糖から作られるカヤジャムをトーストに塗り、薄くスライスしたバターをはさんだものです。これに半熟卵をつけながら食べるのがシンガポール流だといいます。
ベトナム「フォー」
ベトナムの朝ごはんとして私たちが真っ先に思い浮かべるのが、日本でも人気の高いフォーですよね。フォーはベトナムで最も一般的な米麺で、本場は首都・ハノイです。ちなみに、鶏肉入りのものはフォー・ガー、レア牛肉入りのものはフォー・ボー・タイといいます。さっぱりとした味わいと小ぶりなサイズ、そしてたっぷりはいったハーブの風味が朝ごはんにぴったりです。
番外編
トルコには朝ごはんをしっかり時間をかけて食べる文化がありますが、平日にゆっくり時間をかけて食べるのが難しいときには、やはり屋台を利用するのだそうです。
ごまがたくさん入ったパン「シミット」、ほうれん草やひき肉などを具にしたパイ「ボレッキ」などが人気です。