収納グッズとして息の長い人気を誇る籐(ラタン)のバスケット。
いったいなぜ流行を問わず永く好まれているのでしょうか?
籐製品の歴史
籐は、インドネシアやフィリピンなどの熱帯・亜熱帯地域の密林に繁殖しているヤシ科のつる性植物で、すでに古代エジプトではスツールとなっていました。
籐は、日本では1000年も昔から弓や太刀などの武具の材料として愛用されてきました。家具として使われるようになったのは明治以降でしたが、一般の人々の生活に根付いたのは70年代に入ってからだといわれています。
ラタンバスケットの便利な使い方
籐製のバスケットの利点は、風通しがよくモノの保管に向いているうえ、軽く持ち運びに便利なところ、そして、鍵・腕時計などの小物から、シーツ・洋服・おもちゃといったかさばるものの収納まで幅広く活躍してくれるというところにあります。
そのため、バスケットはサイズ違いのものを何種類も買い求め、マトリョーシカのように大きなバスケットの中に小さいバスケットを重ねて入れ、使わないときは一つにまとめて収納しておくのが賢い方法です。これならスペースも節約できますね。
積み上げて使う際のポイントは?
モノを入れた状態で積み上げて収納するときは、大きいバスケットの上に小さいバスケットを積み上げると、見た目にもオシャレでインテリアとしても効果的です。上にいくほどサイズの小さいモノを積んでいくと、重量は軽く動かしやすくなりますが、逆に同じサイズのバスケットを積み上げると、安定感もバランスも悪くなります。
フレキシビリティが不可欠!
衣服や靴など、あらゆるモノの軽量化が進む今、このように積んでもバラしても使え、籐の利点が最大限に活かされた収納グッズの人気はますます高まっていくのではないでしょうか。