突然ですが、果物は好きですか?
果物というと、贅沢品だとか、値段が高いイメージをもたれているかたもいらっしゃると思います。同じ甘い物でも、お菓子類の方が安く手に入るので、ついついお菓子の方を買ってしまいますよね。なぜ贅沢品だとか、値段が高いイメージなのか、考えてみましたが、これって、

「長持ちしないのが理由では?」

と思いました。

果物がたくさん入っている袋を買っても、食べきれずに味を落としてしまったり、捨てることになってしまったり、「もったいない!」というイメージが付いてしまっているのも原因と思われます。

とはいえ、果物は栄養の宝庫。

ビタミンや食物繊維が豊富で、果物に含まれる「果糖」は、精製された砂糖などと違って、太りにくいなど、お菓子よりもオススメしたい点がいっぱいです。そして、なんといっても、その季節にしか食べられない「旬の果物」のおいしさは、本当に格別です。結構前にテレビで某タレントさんが仰っていました。

「うふふー、朝からねー、フルーツ食べてー、あと、フルーツ食べてる!」

デビュー当時のそのタレントさんを見て、「この人のかわいさと綺麗さとはじけるような天真爛漫さはフルーツのおかげだ!」と確信した筆者なのでした。というわけで、ここでは、果物のおいしさを長持ちさせ、果物のおいしさや栄養を楽しめる収納法について紹介します。

基本は買ったらなるべく早く食べる

果物は、買ったら一週間以内に食べるようにするのが原則です。どうしても、一週間以上かかってしまう果物は、ジャムにしたり、コンポートにするなど、少量のレモンや砂糖を加え、火を通すことで一週間以上保存できます。
果物は栄養の宝庫
最近は、塩レモンブームもあって、塩を使ってお料理のアクセントに使うのも良いでしょう。お酢やビネガー、お酒に漬け込むのもオススメです。

  • 砂糖
  • お酢やレモンなど強い酸性の食品
  • アルコール

これらは昔から、天然の保存料として活用されてきました。ただし、天然の保存料といっても、食品ですので、食べきるのは冷蔵庫で2〜3週間以内が目安です。それ以上保存したい場合は、手間と時間が少しかかりますが、輪切りにした果物をオーブンの低温で乾燥させたり、ざるなどに干し野菜の容量で干して、「自家製ドライフルーツ」を作るのもオススメですよ。

置いたところから傷みやすい?

箱買いしたミカン。底の方からつぶれて、傷んでしまった経験はありませんか?

幼い頃、隠れてミカンを食べ過ぎて全身が黄色くなり、驚いた親に病院に連れて行かれたほどミカンや柑橘類を愛している筆者は、そんなミカンを見ると、とても心が痛みます…。だから傷む前に箱買いしたミカンは全部食べることにしているのですが(←え?)、果物って、置いてある(地面と接している部分)から傷んでいくような気がします。

仏壇の桃しかり、ブドウの房の半分しかり。リンゴなどの固い果物はある程度耐えてくれますが、ミカンやイチゴ、ぶどう、柿、桃など、熟すと柔らかくなるタイプの物は、それなりのケアをしてあげるのが良いでしょう。

  • 数が多い果物は、圧がかかりやすい下の方から食べる
  • キッチンペーパーを上下に敷いて、果物同士が重ならないようにしてからビニール袋に入れて乾燥を防ぎ、野菜庫の上の方に保管
  • 冷蔵庫や冷暗所など、低温で保管

この際、水で洗うと過度に湿気ってカビや傷みのもとになってしまうそうなので、果物は食べる直前に洗った方が良いようです。特にイチゴは、ヘタを取って洗うと、豊富なビタミンCが全身から逃げてしまうそうなので、これからのクリスマスシーズンにはちょっぴり気をつけたいですね。
果物の収納方法
また、イチゴを始め、柿やパイナップルなど、ヘタが大きくて逆さにしても安定する果物は、ヘタを下にして収納すると、甘みがまんべんなく回るそうですよ。

甘さを増やそう。追熟は常温

メロンやキウイ、バナナや洋ナシなどは、「追熟」と言って、収穫後もしばらく置いておくことでよりおいしくいただくことができます。追熟は常温で大丈夫です。

指でおしりの方やヘタ近くを触ってみて、少し柔らかいと感じたら、食べ頃です。バナナにいたっては、表面に黒い斑点が出てきたら、完熟の証拠です。

冷やし過ぎも良くない?

桃やブドウ、ナシなど、冷蔵庫で冷やしすぎると味がやや落ちてしまうものもあります。すぐに食べない果物は、冷蔵庫や冷暗所がお勧めですが、いただいた果物や収穫した果物など、その日のうちに食べる場合は、冷やす目安委は2〜3時間が目安です。

果物を冷やしすぎない為にも、冷蔵庫は野菜庫が良いでしょう。ただし、グレープフルーツやオレンジなどの大きな柑橘類は、冷蔵庫に入れても、味を落とさずに保存できます。

リンゴは一人がお好き?

リンゴには「果物を熟させる」効果のあるエチレンガスという成分が含まれています。そのため、リンゴと一緒に置いた果物は、熟しやすくなります。バナナなど、熟しやすい果物は、リンゴと離して置くようにしましょう。
りんごは他と一緒に収納しない
一方で、リンゴのこの性質を利用して、「キウイ」「アボガド」など、熟すのを早めたい果物をリンゴと一緒にビニール袋に入れておくと、おいしさを早めることができます。

また、リンゴの保存方法ですが、変色しやすいリンゴは「塩水に浸ける」というのは聞いたことがあると思います。しかし、これ、私もそうだったのですが、子供心には「ちょっぴり塩味でなんかおいしくない…」と思ったりするものです。(スイカに塩も同様でした。何故かトマトに砂糖は良かったのですが…)

ちびっこ達には、オレンジジュースの術がオススメです。方法は簡単。切ったリンゴを容器に並べたら、市販のオレンジジュースを注ぐだけ。1週間はおいしくいただけるみたいです♪
オレンジジュースでりんごを保存の術
これなら、おいしいだけでなく、色も綺麗で、こども達も喜びますね。

果物の収納法、まとめ

フルーツは、「買ったらなるべく早く食べる」が基本です。一週間以上保存したい場合は、ジャムやコンポートなどにして、加工することで保存期間を少し長くすることができます。フルーツは置いた所と接している場所から傷みやすいので、ミカンやブドウなど数がある物は圧がかかりやすい接地面に近い方から食べていきましょう。

イチゴや桃などはキッチンペーパーで上下を包むようにして、押しつぶされる事がないように優しく野菜庫で保管します。

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