こまめに整理整頓をしていてもいまひとつまとまりが出ない本棚。これは、本を整理するときに見た目のことまで考えて並べていないからです。
扉付きの本棚はともかく、棚がオープンな場合は、本のバラバラ感がそのまま部屋のスッキリ感を損なうこともあるので、本棚も部屋の装飾と考え、インテリアの一部として変身させてみましょう。
背表紙の前面を揃えよう
奥行の違う本を並べるとき、つい棚の奥へ押し付けて並べてしまいがちですが、これだと手前に凸凹ができ、正面から見ると不揃いになってしまいます。
そこで発想を転換させ、棚の手前側に合わせて並べ替えると、本の高さが揃っていなくても丁寧に並べた印象になります。
簡単ですが、これが一番きれいに見える基本テクニックです。
本の塊をVの字型に
本は、分類上同じ高さのものを並べられないことも多いですよね。そんなときは、本の塊を作り、その中でちょうどVの字を描くように、中央に高さが低い本を置き、外側へ行くにしたがって高くなるように並べると、さらにまとまった印象が高まります。
左右にゆとりで「見せる収納」
さらに一歩進んでセンスよく見せるには、次の並べ方もおすすめです。
- 本を塊にして左右にゆとりを作る。
- 塊が正面から見て正方形に見えるように、ブックエンドを使ってまとめる。
- 空いた両サイドにオシャレな小物をディスプレイする。
これこそ、見せる収納のお手本です。
どうしてもまとまりがつかないときは
とはいえ、実際には、本の背表紙の文字や色の種類が多くてまとまりがつかず、見せるだけではうまくいかない場合もありますよね。そんなときは、並べた本の前に気に入った表紙の本を立てかけて目隠しをしましょう。これなら、目隠しに使う本をときどき入れ替える楽しみも生まれます。