暖房器具を快適に使うには、念入りなお手入れが不可欠です。
そこで、特に汚れやニオイが気になる石油ストーブのお手入れのしかたをご説明します。
反射鏡を拭けば暖かさ倍増!?
暖房器具は、シーズン中ずっと快適に使うためにも、中間手入れが必要です。特に石油ストーブの場合は、反射鏡の汚れ具合によって暖かさが格段に違います。毎日から拭きをしていれば特別な手入れをする必要はありませんが、汚れがひどくなったら、住宅用洗剤を使って水拭きし、その後から拭きをすれば輝きがよみがえります。
しまう前の注意点
石油ストーブをしまうときは、外側を薄めた住宅用洗剤で水拭きし、反射鏡の汚れがひどければ、クリームクレンザーを少量付けた柔らかい布で拭き取ります。
ガラス芯のストーブは、灯油が完全になくなるまで空焚きすると長持ちしますが、旧式の石綿式の芯は空焚きができないので注意しましょう。
灯油タンクは灯油できれいに
残った灯油を全部出してしまったタンクの内部は、次の手順できれいにしておきましょう。
- きれいな灯油を少し注ぐ。
- 上下左右によく振って中の汚れを落としたら、ボロ布などに含ませて捨てる。
- 古い菜箸など長い棒に布を巻きつけ、内部をきれいに拭き取っておく。
内部をきれいにしたら、ストーブ本体の点火用の乾電池と地震自動消火装置を外して収納します。
使い残した灯油はどう保管する?
使い残した灯油を翌年まで持ち越す場合、保管法を誤ると酸化し、次に使うとき不完全燃焼や悪臭の原因になります。
これを防ぐためには、紫外線を避けることが大切です。母屋とは別棟になった物置など、直射日光を避けた安全な場所がベストですが、軒下などに置く場合は、日光を遮断するブリキの容器に移し替え、雨水が入らないようにしっかり覆いをしましょう。