「捨てられない」という気持ちには、実はあまり使っていないけれども「捨てたくない」と思わせるなんらかのこだわりが含まれています。

「これいる?」と聞かれても「う〜ん…」と歯切れの悪い答えしか出てこないときは、友達など周囲の人のアドバイスを受けたり、自分自身に対して次のような辛口な問いかけをしたりしてから、もう一度検討してみましょう。

高かったから

  • いくらを「高い」と考えるか、具体的な金額を表してみましょう。
  • その値段に見合うだけの役に立ちましたか?

やせたら着る

  • いつまでに何キロ減量するつもりでいますか?
  • もしやせなかったらどうしますか?

子育てが一段落したら使う

  • そのとき着ても似合うと思いますか?
  • 今現在着て(あるいは持って)自信を持って歩けますか?

定番品だから

  • 定番にも微妙な流行があるということを承知していますか?
  • 今後あなた自身の定番になりえるモノですか?

思い出があるから

  • 一生保存しておきたいほどの思い出ですか?
  • 保存の手間や負担はかかりませんか?

好きなモノだから

  • 使いたいときにすぐ出せる状態になっていますか?
  • 購入目的はすでに果たしていますか?

いつか役立つはず

  • 本当に役立てる機会がありますか?それはいつどんなときだと思いますか?
  • 取り出しやすい場所に置く余裕がありますか?

今はとりあえず「未決」でもOK

とはいえ、絶対捨てなければという思いにとらわれてストレスを感じたり、大事な思い出を泣く泣く処分したりするのではもちろん本末転倒です。「やっぱり捨てられない」という決断も各人の個性ですから、その場合は未決のモノとして箱に入れて保存しておいてもかまいません。
その場合は、箱に日付を記入し、将来定期的に見直しができるようにしておきましょう。

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