ズボラな性格の人に高度な収納術を強いても長続きはしません。
それどころか、片付けそのものが嫌いになってしまう可能性もあります。
まずは、継続できることを重視した簡単な収納術から試してみてください。
ざっくり収納
収納下手な人は、細かい分類やそのルールに従って元に戻すのが苦手です。そこで、大きな箱やカゴを用意して、服・雑誌・写真関連など、大きなくくりでざっくり収納してみましょう。
ただし、中が見えない箱を使うときは、外側に必ずラベリングをしないと、中身が把握できずそのまま死蔵品となってしまいます。
ラベリング
カゴを使って棚の中をスッキリ見せても、中身が把握できないと何の役にも立ちません。透明で中身が全部見えるケースやオープンなカゴで中身が丸見えになる場合を除き、カゴやケースには中身を記したラベルを貼っておきます。
目隠し
透明で中身が丸見えになるケースや、扉のないオープンな棚の前には、カバーやカーテンを吊るして中のごちゃつきを目隠しする方法があります。
大きなカーテンはインテリア効果も左右するので、派手な柄のないシンプルなデザインを選ぶとうまくいきます。
ごちゃつく雑貨や下着類をケースに収納するとき、手前に色紙などを差しこんでおくのも効果的です。
動かせるようにする
押入れの中のワゴンが出しづらくて、衣類をつめこんだまま出さずにワンシーズン過ごしてしまうという人もいますが、これは「取り出しやすければ使うのに」ということだと思いますので、キャスターなどを取り付けて軽く引き出せるようにしておきます。
木ネジが打てない合板なら補強材をプラスし、カゴなどには結束バンドを利用して、面倒でも一度付けてしまえば本当に便利になります。